教育福島0132号(1988年(S63)07月)-039page
福島県教育委員会
県教育委員が教育事情を視察
−相双で教育懇談会を実施−
県教育委員の教育事情視察は、去る六月八日(水)、九日(木)の両日、相双教育事務所管内の小・中・高等学校と七十年国体競技会場地の予定地を視察するとともに、管内の教職員及び教育関係者等との「教育懇談会」を実施いたしました。
以下、その概要をお知らせいたします。
◇ 出席した県教育委員
○委員長 諸橋 鐵二郎
○委員 (委員長職務代理者) 初瀬行雄
○委員 鳴 瀬 寛 爾
○ 〃 大 和 郭 二
〇 〃 角 田 道 子
なお、県教育庁側からは、清木孝悦総務課長、松本政哲相双教育事務所長が出席しました。
学校等視察
○広野小学校
○双葉中学校
○相馬農業高等学校
○国体馬術競技会場予定地(原町市)
○国体高校野球一軟式)会場地となる楢葉町総合グラウンド一新設)
教育懇談会
相双地区の教員、PTA代表、地区代表七名との教育懇談会は、六月八日午後一時十分より、原町合同庁舎会議室で開催、「二十一世紀をきりひらく人間の育成」のテーマのもと、活発な意見の交換が行われました。
◇ 出席者(意見発表者)と発表要旨
◆ 佐農和彦(石神二小教諭)
−心豊かな児童の育成をめざす音楽教育の実践/
●今、子どもに求められる豊かな心●私の指導理念●成長する子ども
◆ 高玉幸江(中村二小教諭)
−自ら考え、表現できる人間の育成をめざして−
●児童の実態●私のめざす児童像●教育実践●これからの課題と対策
◆ 阿部洋己(向陽中教諭)
−情報化社会に向けてのコンピュータによる教育実践−
●初任者研修から学んだこと●コンピュータ活用のねらいと指導●今後の課題と展望
◆ 猪狩みか子(大熊中教諭)
−生徒一人一人を大切にする教育をめざして−
●海外派遣研修から得たこと●自校生徒の実態と問題点●個を生かす指導のために必要なこと●今後の課題
◆ 大石マリ(中村一小PTA、主婦)
−心豊かな子どもを育てるための親の役割−
●子どもの実態と心の教育の重要性●わが家の心の教育の重要性●学校との連携●今後の課題
◆ 井坂くみ子(富岡一中PTA、主婦)
−困難な時代を生きる強い子を育てるために−
●迫ってくる新世紀●家庭の主婦の変化●近づく高齢化社会●いたわりや助け合いの心が育ちにくい時代●強い子に育てるために
◆ 小林清利(東日本スポーツ工業鰹務取締役)
−剣道と教育−
●野馬追いの里と剣道●小学校と高校生の剣道をとおした教育●ことわざと剣道教育の大切さ●学校教育と剣道をとおした社会教育
国体競技会場予定地を視察
さまざまな意見が交わされた教育懇談会