教育福島0132号(1988年(S63)07月)-054page

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教育事務所だより

県南教育事務所

 

体の質的改善をめざすという方針を立てて種々の指導活動にあたっています。

 

本年度の指導活動の推進にあたっては、まず指導課自体の質的改善をめざすという方針を立てて種々の指導活動にあたっています。

その一端の概要を上げてみると

一 学校指導訪問

1) 1/3方式から1/2方式に切りかえ、できるだけ要請に応じられるようにした。

2)指導課からの訪問を二名以上とした。

3) 教職員の構成が年々若年化している現状をふまえ、指導内容を工夫する。また、研修としての校内現職教育の在り方や役割を再検討してもらう。

二 教育事務所主催の研修会

例年行っている研修会についても、運営や内容を工夫し、質の向上をめざす。

(例1)新採用教員研修会

・具体的でわかりやすい資料の提示

・明日からの実践につながるような指導

・O・H・P等の活用により指導の効果を高める。

(例2)生徒指導推進会議一教頭対象)

・当面する課題として「学業指導の充実」を中心テーマに設定し現状を正しくは握して、教頭としてどう対応しなければならないか、という積極的な生徒指導の在り方を話し合った。

「事故報告の書き方」も新しい試みとして演習した。

三 課内研修

所長講話、教育課程基準の改善の趣旨、各教科や各分野の情報交換等、課題を設定して研修に努めている。

このように、指導にあたる側自身の質的向上をめざすという意識のもとにその任務を果たすべく種々の活動にとりくんでいます。

 

新採用教員研修会

新採用教員研修会

 

昭和六十三年度

研究発表校の案内

 

管内学校においては、各種の研究指定を受けて、各々子どもたちのすこやかな成長を願って活動しています。本年度発表が予定されている学校は次のとおりです。

◇ 白海市立直河第五小学校

一、 研究主題「家庭、地域の食生活への関心を高めるとともに掌校給食のよりいっそうの充実を図る」

二、 研究の概要

日本体育・学校健康センターの委嘱を受けて地域の実情等に即した学校給食を通じての学校、家庭、地域との連携の在り方の実践研究を行う。

三、発表期日 九月五日(月)

※共同指定(白河南部中)

◇ 西郷村立熊倉小学校

一、 研究主題「心身障害児に対する正しい理解と認識を深めるための指導」

二、研究の概要

(一) 西郷養護学校との交流活動による心身障害妃理解の実践研究を行う。

(二) 道徳、学級指導の授業による心身障害児理解の内面化を図る。

(三) 地域、保護者への理解啓発を図る。

三、 発表期日 十月十八日(火)

◇ 白河市立東北中学校

一、 研究主題「豊かな心を育て、実践力を高める道徳教育」

二、 研究の概要

白河四小、小田川小、東北中の三校協同による道徳教育の研究推進にあたっている。焦点は「道徳の時間の工夫」にあるが、特に、小中一貫した指導の確立に意を注いでいる。

三、発表期日  十一月九日(水)

※共同指定(白河第四小 小田川小)

◇ 棚倉町立棚倉中学校

一、研究主題「一人一人が積極的に取り組む格技指導」(剣道)

二、研究の概要

教科体育の剣道と、全校情動の集団演武=男子、集団剣舞=女子を通して人間尊重の態度や行動のしかたの育成と、一人一人が積極的に学習に取り組む指導のあり方を追求。

三、発表期日 十一月十六日(水)

◇ 県立棚倉高等学校

一、研究主題「地域社会と連携した国際理解教育の研究」

二、研究の概要

(一) 国際理解を深めるために教科、特別活動を通じた試行授業の研究

(二) 講演会、町招へいの外国人青年留学生との交流等の啓発行事

(三) 郷土理解を深める諸活動

三、発表期員  十一月二日(金)

 

 

 


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