教育福島0133号(1988年(S63)09月)-015page

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のような研究・実践を進めるか、焦点をしぼってみると、

(一) 道徳教育の原点から

中学校学習指導要領第三章道徳及び指導書道徳編の内容を再度吟味、理解し、道徳教育の目標を的確に把握し、時間ごとのねらいを明確にする。

(二) 道徳の時間の特質から

道徳の時間の特質をおさえ、また、実践力を高める授業構成の要因を踏まえ、毎時間工夫の積み重ねをする。

(三) 生徒の実態から

生徒の道徳的な行為や生活の実態をとらえ、また、諸検査(等)を実施し、その結果を分析して授業や個々の生徒の指導等に活用する。

(四) 小・中連携、地域の協力から

道徳の時間から更に、小・中学校の連携、地域社会の環境整備に対する理解を高める。

 

四、研究組織及び内容

(一) 研究組織  (資料1参照)

(二) 研究推進委員会

○協同企画運営

本校では、昭和六十二年四月、文部省より、昭和六十二・三年度の二年間道徳教育推進校一協同推進校一の指定を受け、白河市立白河第四小学校、小田川小学校の三校で道徳教育の研究実践に取り組んできた。そのため、三校合同での協同企画の中で、次のような運営と実践を目指している。

・研究のための全体計画と調整

・研究に関しての三校間の連絡調整

・研究記録の集録とまとめ

・研究集録の企画と作成

(三) 授業研究部

・授業研究計画の立案

・協同授業研究に関する立案

・指導の諸方法についての研究

・授業案の形式、内容の研究

・授業研究の実践と記録

・資料の分析と活用

(四) 指導計画研究部

・道徳教育全体計画の改善

・年間指導計画の改善・充実

・資料の整備と保管

(五) 調査資料研究部

・各種調査・検査の計画と実施及び分析と考察

・家庭・地域との連絡、連携、広報に関すること

・学校内外及び地域の道徳的な環境整備に関すること

 

五、研究の基本方針

(一) 研究の中核

道徳的実践力を高めるための道徳の授業の工夫を研究の中核とする。

(二) 研究の重点

道徳的実践力の育成は、道徳の時間の指導の充実にある。そのために指導法の改善を目指して、次のことを重点的に研究を進める。

(1) 道徳の時間の年間指導計画の改善

(2) 道徳の時間の指導法の工夫

1) 指導過程について

2) 資料の活用について

3) 指導の方法について

4) 発問について

5) その他

(三) 小・中学校間の連携

協同研究推進校である白河第四小学校、小田川小学校と密接な連絡、連携の上、協同研究を進める。

(四) 地域、家庭との連携

東北中学校区PTA連絡協議会、地区の青少年健全育成会などとともに、家庭や地域との連絡を密にする。

 

六、昭和六十三年度 年度計画

(資料2参照)

七、研究実践の概要

(一) 研究推進委員会

研究の最も中核となる委員会で、各研究部長等が主な構成員となり、研究全般の企画・運営に当たっている。毎月一回の定例会では三校の協同研究推

 

資料1 研究組織

資料2 年度計画(昭和63年度)

 

資料2 年度計画(昭和63年度)

 

 

 

 


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