教育福島0133号(1988年(S63)09月)-034page
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トピック
自然の中で鍛える
−フロンティア・アドベンチャー−
この夏、裏磐梯の大自然の中で五十名の小・中学生たちが素晴しい体験をしました。
県教育委員会が主催(社会教育課主管)する「自然に挑戦!フロンティア・アドベンチャー」(文部省の新規補助事業として東北では福島、宮城、山形の三県で実施)は、七月二十四日から八月二日までの九泊十日の日程で耶麻郡北塩原村の小野川湖畔を中心に実施されました。これに県内各地から小学五年生から中学二年生までの児童生徒(男子三十五名、女子十五名)が参加し、自然の中での自給自足的な生活や仲間とのふれ合いを通して心と体を鍛えたものです。
今年度、本県では、「自然環境の中で児童生徒の心身を鍛える機会を拡大する必要性とその意義」について述べた臨時教育審議会の答申や、「青少年に幅広い体験活動を取り入れた学習機会の拡充の必要性」を説いた県社会教育委員の会議からの建議などに基づいて一連の「自然生活へのチャレンジ推進事業」を実施していますが、「フロンティア.アドベンチャー事業」はそのメインとも言うべきものです。それだけに、十日間の日程には「心の豊かさやたくましく生きる力を育む」ための様々な作業や行事が組み込まれました(日程表を参照)。野営のための小屋づくりや食器づくり、食べものを確保するための魚つかみや竹飯つくり、がんばる力を養うための登山や不動沢の探検、そして友情を育むための協同作業や祭りなど、これら一つ一つの活動に子どもたちは精一杯に取り組んで、大自然の中で生きる厳しさと楽しさ、仲間と語り合い協力することの素晴しさを十分に味わった有意義な事業となりました。
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▲手づくりおもちゃに挑戦
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▲猫魔ケ岳の山頂を征服
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▲火がついたときは感激
▼竹飯つくりに悪戦苦闘
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▼目的地(雄国沼)まであとわずか
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フロンティア・アドベンチャー日程(抜粋)
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