教育福島0133号(1988年(S63)09月)-058page

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県内のいろいろ施設紹介します

国立那須甲子少年自然の家

「おもいつきり自然体験」

「わっ、おいしい」自分たちの料理に感心する子どもたち。赤面山登山で頂上を極め、成就感を味わう子どもたち。

ここ国立那須甲子少年自然の家では、毎日500人からの子どもたちが、元気いっぱい活動し、その歓声が那須甲子の山々にこだましています。

当所は、福島県西白河郡西郷村に位置し、面積130万平方メートルの敷地内に本館(400人収容)、キャンプ場(300人収容)が設置されています。この外、独立した施設として那須ロッジ(120名収容)が付置されており、年間延べ15万人の子どもたちに利用されています。

当所の特色として、(1)雨の日などでも室内でキャンプファイヤーが楽しめるプレーボールが整備されていること、(2)バイキング方式による食事の提供、(3)早朝登山など、利用者の活動プログラムを重視した施設運営等をあげることができます。また、主催事業では、小・中学生を対象として13泊14日の自然体験を提供する「なすかしアドベンチャーキャンプ」、厳冬期における雪洞での宿泊体験等を与える「なすかし雪中キャンプ」、更には、少年教育に携わる指導者養成のための「野外活動指導者研修」等、今日の少年教育の課題に対応した事業を11件実施しています。

今後とも「活動は厳しく、生活は快適に」をモットーに利用者に親しまれる施設運営に努めることとしています。

会津少年自然の家は、広大で肥沃な会津盆地を眼下に眺望できる会津坂下町塔寺地区の丘陵地帯に建っています。

磐梯山を束に、飯豊山を北に仰ぎ、近くに、只見川ライン・大川ラインの景勝地があり、勝常寺・長床・柳津虚空蔵尊などの貴重な文化財、古墳・城館趾などの史跡が数多く存在します。

敷地総面積は、約25万平方メートル。建物面積延5,813平方メートル。施設の内容としては、管理研修棟・宿泊棟・食堂・だんらん室・プレイホール・アセンブリホール・野外活動管理センター・ロッジ10棟・野外炊飯場・営火場4か所・野営場2か所・フィールドアスレチック・運動広場・つどいの広場等があって、利用団体の多様な活動に対応できる青少年教育施設となっています。

そして、その収容能力は、本館300名、ロッジ150名、テント120名です。

敷地には、松・杉・その他雑木の森林と多くの種類の草花・樹木が美しく生育しています。

また、尾根や沢を利用した多様な活動コースが設定され、冬季のスキー、ソリ・雪遊ぴを含めて数多くの活動プログラムが用意されています。

入所する児童生徒たちは、学校や家庭では体験できない自然体験や宿泊生活をとおして、やりぬく喜びや協力することの大切さなどを体得していきます。

まっ白な雪原に響く歓声

まっ白な雪原に響く歓声

那須連峰の尾根道を歩く

那須連峰の尾根道を歩く

楽しい思い出、キャンプファイヤー

楽しい思い出、キャンプファイヤー

施設からは会津盆地が眼下に

施設からは会津盆地が眼下に


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