教育福島0134号(1988年(S63)10月)-015page

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各四十パーセント)でありますが、年代別教職員数に対する死亡率では、五十代が高く、四十代、二十代、三十代の順に低くなっています。次に死因別では、表3のとおり、第一位が悪性新生物で四十七・七パーセント、第二位が心疾患で十四・二パーセント、第三位が脳血管疾患で十・四パーセントと、いわゆる三大成人病で全体の七十二・三パーセントを占めています。

 

三、医療費分析結果

 

1 本県教職員の受診状況

受診状況は、表4のとおり、教職員全体では、各月とも約四割の方々が何らかの疾病により診療を受けています。

これを男女別にみるといずれの月も女性の方が高い割合を示しています。

次に、受診率を年代別にみると、図1のとおり、いずれの月も年代が高くなるにつれて受診率が高くなっており、特に五十代においては、半数以上の方々が何らかの疾病により、診療を受けていることになります。

 

2 疾病分類にみる受診状況

医療費の分析調査は、前述のとおり年二回実施しましたが、いずれの月も教職員数、診療件数、受診率ともデータ値に多少の差はあるものの、対月比では、ほぼ同じ傾向を示しています。したがって、以下の報告は、受診件数及び医療費の平均的な六月即ち昭和六十二年六月の一般診療分をとりあげることとしました。

(1)受診状況

昭和六十二年六月の受診状況を疾病分類(十七疾病別)でみたものが表5です。

合計の件数欄で受診率の高い順にみますと、第一位が呼吸器系の疾患

 

図1年代別受診率

表4 男女別受診率

 

表4 男女別受診率

表4 男女別受診率

 

表5 疾病分類による受診状況(62年6月診療)

表5 疾病分類による受診状況(62年6月診療)

 

 

 


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