教育福島0134号(1988年(S63)10月)-033page

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十点の作品により紹介する。

(6)「モネとその仲間たち展」

フランス印象派のリーダー、クロ−ド・モネをはじめ、その仲間たちの魅力を、油彩・デッサン・版画など約九十点の作品により紹介する。

(7)「福島の美術家たち正展」

福島県にゆかりがあり、近年日本画洋画・彫刻・工芸・書の分野で活躍を続けている作家の活動を約百二十点の作品により紹介する。

2、常設展

美術館の収蔵美術品等を系統的に展示し、三カ月に一度の展示替えを行うなど、作品の保全を図りながら鑑賞に供している。また、拡大常設展では、テーマに沿って収蔵品を追加紹介してゆく。

特集常設展

一月二十一日〜二月五日

3、収集

近代美術の流れを展望するにふさわしい作品の充実に努力しており、本年度は、松本竣介の「駅」、「風景」を収集した。

 

十三、福島県立博物館

 

昭和六十一年十月に開館した県立博物館は、開かれた親しみのある博物館をモットーに着実な歩みを示している。

昭和六十三年度の事業概要及び行事予定は次のとおりである。

1、常設展

本県の歴史の流れを時系列に沿って原始から近現代までの歴史展示と、その舞台となった自然と人間のかかわり合いをテーマとした展示構成となっている。

2、部門展

民俗、自然、考古、歴史美術の各々独立したテーマ性の高い専門的展示構成とし、常設展示を補い理解を深めることを目ざしている。

3、企画展

(1)「境の神・風の神」

四月十六日〜六月十二日(四十七日)

ムラ境にワラ人形などを立て、ムラに災厄が入らないよう、またムラから災厄を送り出そうとする信仰を解明するため、境にまつわるカミを展示し、境にまつわる民俗の一形態を示した。

(2)「江戸時代の流通路」

七月十六日〜九月十一日(四十九日)

江戸時代における、米のゆく道・塩のくる道を船運、陸運とに分けて、実物を中心に展示し、よりわかりやすい展示を目ざした。

(3)「東国の埴輪」

十月八日〜十二月十一日(五十四日)

古墳時代に作られた素焼きの焼物である埴輪は、畿内・東国を中心に各地に広まった埴輪文化を解明し、当時の文化の伝播と風俗習慣を考えさせる。

(4)「鉱物の世界」

一月二十一日〜三月十九日(五十一日)

全国でも有数な鉱物、鉱石の産地である本県の地質の特異性、神秘性及び鉱山の移り変わり等を表現し、地質への興味を喚起する。

4、講演会

(1)企画展講演会

四月二十四日()

「ワラ人形の世界」神野善治(文化庁文化財調査官)

(2)企画展講演会

七月二十四日(日)

「会津藩と阿賀川舟運」 丸井佳寿子(福島県立医科大学教授)

(3)企画展「東国の埴輪」関連講演会

十月十六日(日)

(4)企画展「鉱物の世界」関連講演会

一月二十九日(日)(予定)

5、講座

学芸員や外部講師により、詳しい講義や実技の指導を実施する。

(1)一般講座

○会津藩の郷頭制度 四月三十日(土)

○サカイのお話し 五月二十一日(土)

〇三貫地貝塚と縄文人五月二十八日(土)

○科学の目でみた博物館 七月九日(土)

○民間信仰の話し 八月二十日(土)

○天明の飢饒と諸藩の対応 九月三日(土)

○福島の仏像 十月二日(土)

○慶長国絵図と中世城郭 十月二十二日(日)

○生物の進化 十二月十七日(土)

○農具の発達 一月十四日(土)

○仏教絵画 三月十八日(土)

(2)特別講座

○豊臣平和と戦国社会 五月二十二日(日)

○微化石の世界 六月二十六日(日)

○陸奥国府多賀城 八月七日(日)

○近世の修験道 九月十八日(日)

○仏教美術の流れ 十一月六日(日)

(3)実技講座

○おもちゃを作ろう(五回) 五月十四日(土)八月二十七日(土) 十月二十九日(土) 十二月十日(土) 三月四日(土)

○拓本をとる 六月十一日(土)

○あくぬき技法 十一月五日(土)

○土器を作ろう(二回)

十一月十二日出、十一月二十七日(日)

○顕微鏡で鉱物を見よう二月十一日(土)

(4)野外講座

○化石をさがそう 五月二十九日(日)

○石包丁で稲苅りに挑戦(二回)

九月二十四日(土)〜二十五日(日)

(5)金曜講座

毎月第二、第四金曜日に県内の歴史を中心としたテーマのもとに館長が講話を実施する。

6、その他の教育普及活動

(1)映画会

館所有の古いニュース等の映画会を年七回開催する。

(2)ワークショップ

伝統的技術保持者による公開実演を年三回実施する。

(3)体験学習室の状況

したくと動き、玩具と遊び、見る作る、むかしの灯り、道具でためす、聞く触れるなどのテーマがあり、先人の工夫のすばらしさや、祖先の生活の歴

 

 

 


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