教育福島0135号(1988年(S63)11月)-011page
直観力を働かせたり既習事項を生かしたりして、結果を見通し、解決の方法を見出して記録する。
見通しをもつ訓練
○これまでの学習の中で似たことや同じことを思い出す。
○課題の答えを考える。
○線を引く。印をつけて考える。
○言葉で書いたり、図・表に表して考える。
自分の見通しに従って学習した例
六年(対称な形) 課題「折ったり重ねたりしないで、線対称な形を見つけるには、どうするか」
ます目を使う。はかる。折った時に重なり合うところの辺の長さや角の大きさを測って同じかどうかをみる。−−印をノートに記述して、自己解決に入る。
3)「解決する」段階
学習意欲を持続し、解決しようとする意志を培う。一人学習(自力解決)の場で座席表を活用し、個別指導をする。その後集団学習で練る。粘り強く解決する訓練
○自分の考えを図、言葉で確かめる。
○自分の考えを友達と比べる。
○自分の考えを見なおす。(消す。たす。みとめる)
一人読みを生かして読み深めた例
六年(石うすの歌) 課題「泣いていた石うすが歌い出したのはどうしてか」
資料3 学ぶ力を育てるための授業の基本的な指導過程に基づく授業展開のモデル