教育福島0136号(1989年(H01)01月)-012page

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対する意識を高める必要がある。

エ 同音異字の当て字に対して、文脈上から区別して使うことができるようにさせる。そのためにも短文作りを行っていく必要がある。

オ 漢字には意味のあることを強く意識させるため、その漢字を含むいろいろな語を集める学習を大事にする必要がある。

カ 漢字を正しく読めるようにする必要がある。音読み、訓読みともにおさえさせたい。

キ 新しい漢字を次々に累加的に習得させるだけでなく、漢字の「読み」「字形」「意味」の観点から復習し、まとめ、記憶をより確実なものにしていく必要がある。

 

資料4 誤答の原因(一部)

(三) 具体的指導法

(三) 具体的指導法

(1) 「漢字辞典作り」

児童が自主的に学習に取り組めるプリントを与え、自分で「漢字辞典」を作り上げていく喜びを味わいながら、自己学習力を高めていくことをねらって取り組ませる。

 

漢字辞典づくり

漢字辞典づくり

 

1) 学習方法

事前テストで誤った漢字、新出漢字」について、朝自習の時間に国語辞典、漢和辞典を使うなどしてプリントの各項日ごとに記入する。(資料5参照)

教師は、提出されたプリントを点検し、児童に返す。これを児童はファイルに綴っていく。

 

資料5 「漢字辞典作り」のプリント記入例

2) 学習内容・

 

2) 学習内容・

児童の漢字を書く実態からさまざまな学習内容が考えられるが、次の項目で調べさせる。ここで取り上げられないものは、授業で補う。

○ 音・訓読み

○ 部首・部首名

○ 画数

○ 熟語作りとその意味

○ 短文作り

○ 同じ部首を使った漢字集め

○ 練習

 

 

 


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