教育福島0136号(1989年(H01)01月)-019page

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具体的な基礎・基本については、次のように考えて指導に当たった。

ア 大きな声で文が読める。

イ 書いてあることが何かわかる。

ウ 読んで思ったことを発表できる。

エ 話の筋をまとめられる。

オ 想像しながら読める。

カ 言葉の意味がわかる。

キ よい表現を書き写せる。

ク 工夫した読み方ができる。

絵の提示(写真1・2参照)によって場面や様子が容易に想像でき、筋をしっかりとらえ、深く読み取ることができた。また、授業のパターンがわかり、進んで学習ができるようになった。文章をよく読み、どこにどのような表現で書かれているのかを素速く見つけられるようになった。

 

写真1 かみしばいにして提示した例

写真1 かみしばいにして提示した例

 

写真2 ぺープサートも活用した例

写真2 ぺープサートも活用した例

 

音読については、地域独得のイントネーションがなかなか直らなかった。

 

表1 基礎・基本の具体的例

A.表現領域

B.鑑賞領域

 

B.鑑賞領域

(二) 音楽

 

(二) 音楽

効果的な練習方法を工夫して、できる楽じさを味わわせる指導

楽しい音楽学習のために、

○ 曲に対するイメージを高める工夫

○ 練習の場の工夫と指示内容の精選

○ 興味・関心のある資料提示の工夫について考えた。また、基本的な授業パターンや指導計画も工夫した。

一学年音楽科の具体的な基礎・基本の内容は表1のようにおさえた。

飽きずに、しかも指示に素速く反応させるために工夫した楽器のローテーション(図2参照)は、回を重ねるごとに効果が上がり、時間を有効に使って練習ができるようになった。また、休み時間にも練習し、互いに聞き合い、できる自信と美しい音を聞く耳が育った。

 

図2 キラキラ星のときのローテーション

(三) 社会

 

(三) 社会

仕事や施設などに興味を持たせる資料を活用して、日常生活を観察したり表現したりさせる指導

ふだん経験していることでも、言葉で明確に説明できなかったり、実態をよくとらえられなかったりしている面を、自作資料(写真3 図3参照)で補って観察・表現させていけば、それらが児童とどのようにかかわっているのか気づかせることができると考えた。

 

 

 


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