教育福島0136号(1989年(H01)01月)-032page
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ものに直面したとき、その方法がなんの役にも立たないことをいやというほど知らされた。
例えば、一つの定理を証明するのには、公理と証明されたいくつかの定理を関係づけていかなければならないが、孤立した知識などは全くといっていいほど役に立たない。このようなことを大学生になって初めて知ったのであるから、自分は学習の仕方の遅進児と言える。
算数、数学教育の目標は、全ての子どもたちに、という条件を付ければ、(一)数的感覚を養うため、(二)論理的に考える力を身につけるため、と考えている。(一)には算数・数学の“実用性”というものが含まれているし、(二)には論理的に考えて理解したり、問題を解決したりする“楽しさ”というものを感じとっていく情意的なものも含まれている。どちらも大事であって、両方のバランスをうまく保ちながら指導していかなければならない。
しかし、算数に対する興味に、徐々に差が出てくる小学校の高学年の子どもたちにこそ、考える楽しさを味わわせてやりたいと思う。学習が遅れがちな子どもたちが、目を輝かせて考えられる課題や問題を提示したいと思う。
将来、それらの子どもたちが、「小学生のころ算数はあまりよくできませんでした。でも、算数の時間はとても楽しい時間でした」と言えるように。
(本宮町立本宮小学校教諭)
平成元年度版「教育福島」発行のお知らせ
福島県教育委員会
福島県教育委員会では、平成元年度の教育広報誌「教育福島」を次の予定で発行します。
◎ 平成元年度「教育福島」編集方針“読んで役に立ち、見て楽しい広報誌”
・ 福島県教育委員会の重点施策とその実施状況等のお知らせ
・ いろいろな教育情報とお知らせ
・ 学校と結びついた広報の展開など日々の教育実践に役立つ情報、案内等を満載します。
◎ 編集計画
(1)発行回数 年8回(4・5月、7・8月、11・12月、2・3月は合併号で他は毎月発行)
(2)規格B5判、平均48ページ、4段組み
◎編集内容
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※ その他、「教育ひとロメモ」「出版物・資料の案内」「各種募集のお知らせ」等
◎ 申し込みの方法(どなたでも購読できます。)
(1)申し込み期間 平成元年4月1日〜4月30日
(2)申し込みの方法
県・国・私立学校及び一般の方は直接教育庁総務課へ、また、小・中・養護学校の教職員の方は各教育事務所へ申し込んで下さい。
(3)購読料 現在未定(昭和63年度は年間1,800円です)
★後日、鯖読案内のチラシと申し込み書を各学校、教育事務所へ配布しますので、それによって申し込み願います。
★ 問い合わせ先 福島県教育庁総務課広報係 福島市杉妻町2−16〔電話〕0245−21−1111(内線)3916
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