教育福島0136号(1989年(H01)01月)-039page
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六月十六日(木)から十八日出まで現地北塩原村小野川で実施した。県内から青少年団体指導者、野外活動指導者、教員、公民館職員、教育委員会職員等三十名が参加し、キャンプ地の地形、環境、キャンプサイト設営、水場やかまど、緊急避難場所の確認等をした。
また、西吾妻山、不動沢の事前踏査をするなど、十日間のプログラム細案の検討と指導者としてのあり方・指導方法についての共通理解を図った。
(三) 健康・安全の対策
キャンプ実施については、安全確保を図り、所期の目的を達成することが重要であることから、関係機関・団体等と緊密な連携を図り、万全な安全対策を講じた。
1) 救急対策本部の設置と救急体制の確立
2) 安全点検項目に基づいた事前調査の実施
3) 予想される緊急事態とその対応
・けが、病気の処置
・気象条件の悪化による緊急避難
・山火事の発生
・遭難、行方不明
4) 有害動植物の調査
5) 健康調査の実施
・事前健康調査(個人)
・事中健康調査(個人)
・事中健康診断(医師による)
6) 健康・安全教育の徹底
三、自然に挑戦!フロンティア・アドベンチャー
(一) 指導組織
本キャンプの指導組織体制は、図2のとおりである。
指導者は、六月に実施した指導者研修会の修了者を中心に四十七名で指導に当たった。
(二)参加者
県内の小学五年生から中学二年生まで五十名の男女が参加した(表2参照)
性別・学年を考慮した異年齢集団、男女一緒の七〜八名からなる班を生活班として構成した。
(三) 活動の様子(表3参照)
開拓の日
初日は、郡山少年自然の家で結団式を行う。初対面でどこかぎこちなさがあったが、ゲーム、班会議等を通じて仲間意識が芽生えてきた。天気霧雨、気温は低く、天候不順が心配であった。
初めの日に、班の旗作りをしたおかげでみんなと気軽に話せるようになりました。本当にうれしかったです。おかげで、いままで下手だった友達づくりがうまくやれそうです。(小六・女)
表1 指導項目と主なプログラム
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図2 フロンティア・アドベンチャー組織・運営体制
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表2 参加児童生徒数の一覧
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