教育福島0136号(1989年(H01)01月)-048page

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生涯教育インフォメーション

身近かな学習の場

高等学校開放講座

社会教育課

 

一、はじめに

 

激しく変化している現代社会の中で、県民一人一人が、ライフサイクルの変化や技術革新により生みだされた経済的、時間的ゆとりの活用のために、また激しい変化のために失われた人間性回復のために、より高い知識や教養を身につける「学習の場」を強く求めています。

本県教育委員会では、学習の場を提供するために、昭和六十年度から六十二年度までに延べ二十一の高等学校で開放講座を実施し、一千百余名の方々が学習をしています。

本年度は八校でおよそ四百人の受講生が有意義な「生涯学習」を続けております。

 

二、高等学校開放講座の設置

 

(一) 趣旨

社会生活の急激な変化に対応しょうとする県民の願いは、新しい質の高い知識・技術・教養を身につけたいという要望となって表れています。

こうした県民の要望に応え、地城に根差した生涯学習の普及啓発及び学習の拡充を図るため、高等学校を開放し成人を対象として、専門的知識・技術又は教養を修得させることを目的として高等学校開放講座を開設しています^

(二) 事業主体

○福島県生涯教育推進本部

○福島県教育委員会

○講座開設高等学校

○開催市町村及び教育委員会

(三) 受講対象者

一般成人(一講座四十名)

 

三、昭和六十三年度講座開設状況

 

(一) 開放講座実施高等学校(表1参照)

(二) 学習内容の概要

本年度は八校で開講し、学習内容はその地域や学校の特性を生かした内容となっています。

主な内容として、地域の伝統文化からの学習、現代のOA機器の利用、最先端技術を導入した学習などとなっています。

 

例一 県立会津工業高等学校

 

1) 期間七月九日〜八月七日

2) ねらい

○ 質の高い知識・技能・教養を身につける。

○ 会津伝統の工芸・陶芸の創作の専門的な知識・技術の修得。

3) 学習内容(表2参照)会津伝統の工芸、陶芸を創る。

4) 受講者の感想

ア 受講に当たって、年齢的にも不安があったが、先生方の細かい指導があって本当に受講してよかったと感謝しています。

イ 会津の伝統工芸に接することができてうれしかったが、反面、各

郷土の伝統工芸、陶芸に挑戦(会津工業高にて)

表1昭和63年度高等学校開放講座開設状況

表1昭和63年度高等学校開放講座開設状況

(63.12.10現在)

 

 

 

 


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