教育福島0137号(1989年(H01)02月)-020page

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てて考えられるようにする。

○ 高学年では、学習した事項をまとめたり、見方を変えたりするなど問題解決能力を一層伸ばすようにする、

 

三 基礎的な知識、技能の習得と数学的な考え方の育成に努める

 

(一) 指導過程を工夫し、児童一人一人を生かしながら基礎的・基本的な内容を繰り返し指導し、確実に身につけさせる。

(二) 既有の経験や知識、技能を新しい問題解決の場面に関連づけて活用し発展的な学習が展開できるようにする。

(三) 論理的な思考力や直観力を育成するため、指導過程に有効適切な場を設定し、多様な考えを大事にした学習活動を展開するようにする。

 

四 学習意欲を高め、学習活動が一層効果的に展開できるよう指導法の改善に努める

 

(一) 児童一人一人に学習のねらいを明確にとらえさせ、個々の考えを十分生かした指導法を工夫する。

(二) 思考の過程を工夫しながら、児童が自力で問題を解決する喜びを味わうことができるよう配慮する。

(三) 学習形態及び学習の場を工夫するとともに効果的に資料を提示したり教育機器等の活用により多様な授業が展開できるようにする。

○ O・H・Pや自作教具等の活用により児童に興味、関心も持たせる。

○ 発達段階に即してコンピュータ等を活用し、授業に変化を持たせながら理解を深める。

(四) 児童一人一人を生かす評価の在り方を工夫し、個々の児童の学習の成果の診断や治療に当たる。

○ 個々の児童の誤答やつまずきをチェックし、フィードバックを適切に行う。

○ 授業の目標分析を行い、形成的評価の具体的な項目を設定し授業の改善に努める。

 

理科

 

観察・実験などの直接経験を通して自然自象についての理解と化学的な見方・考え方を育成するために、次の点に努力する。

 

一 観察・実験など、自然の事物・現象についての直接経験を重視する

 

(一)基礎的・基本的事項を系統的にとらえ、児童、学校及び地域の実態に応じて学習内容の重点化と教材の精選を図り、ゆとりある充実した学習活動ができるようにする。

(二) 観察・実験、飼育、栽培などの直接経験を適切に位置づけ、それらの活動を通して、自然に親しみ、自然に接する意欲や心情を高めるようにする。

(三) 低学年においては、生活科の趣旨を生かし、合科的な指導を積極的に取り入れるようにする。

(四) 理科学習の安全に留意し、事故防止に万全を期する。

 

二 多様な学習方法や学習形態を工夫し、問題解決能力の育成に努める

 

(一) 自ら問題を見出し、意欲的に解決に取り組むための動機づけの工夫をする。

(二) 問題の発見から結論に至る一連の探究活動を主体的に体験させ、問題解決的な学習が展開できるようにする。

(三) 学習のねらいや内容及び児童の経験や能力等の個人差を考慮し、学習方法、形態、教材の多様化を工夫する。

 

三 自然事象についての特性やきまりをとらえ、科学的な見方・考え方の育成に努める

 

(一) 科学的な見方・考え方を発達段階に応じて身につくように適切な事象提示を工夫する。

(二) 既有経験や知識と関連づけ、事象を判断したり説明したりする活動の場を設定する。

(三) いろいろな見方や考え方を出して意見を交換し合い、思考を深める学習の仕方を訓練する。

 

四 学習のまとめや評価を適切に行い基礎的・基本的事項の確かな定若を図る

 

(一) 授業のまとめを適切に行い、学習内容の確実な定着を図る。

(二) 形成的評価の場、方法、手だてを明確にして行い、児童一人一人に対して的確な指導が進められるようにする。

(三) 児童一人一人の習得の程度やつまずきの状況を把握し、追指導や再実験をするなど配慮する。

(四) 練習や活動の時間を確保し、基礎的・基本的事項が確実に身につくようにする。

 

音 楽

 

豊かな音楽活動を通して、児童の音楽的感性を培い、音楽を愛好する心情を育成するため、次の点に努力する。

 

一 音楽的諸能力を育てる指導が効果的に展開されるよう、指導計画の改善・充実を図る

 

(一) 題材の設定に当たっては、「主題による題材」を中核としながら、系

 

 

 


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