教育福島0137号(1989年(H01)02月)-022page

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二 実践的な活動を通して学ぶ楽しさや完成の喜びを体得させるよう指導法の改善に努める

 

(一) 指導の目標、指導内容、児童の実態等を考慮して指導過程を工夫し、実践的な活動の場を確保する。

(二) 日常の生活を見つめ、そこから生まれた児童の疑問や問題意識を大切にすることにより、意欲的な学習が展開されるようにする。

(三) 学んだことを日常の生活の中で生かそうとする実践的な態度を育てるため、終末の段階で実践計画を立てさせる等、具体的な手だてを工夫する。

(四) 基礎的・基本的事項を確実に身につけ、完成の喜びを味わわせるため教材・教具の開発に努める。

(五) 知識・理解、技能、関心・態度等について、観点・方法を明確にして評価を行い、指導と評価の一体化を図る。

 

三 学習効果を高めるため、施設設備を整備してその活用を図るとともに、安全指導と安全管理に努める

 

(一) 実践的な活動が効果的に進められるよう現有施設設備の活用と計画的な整備充実に努める。

(二) 実習に際しては、用具類を正しく取り扱う安全指導に努めるとともに、用具の手入れ、後始末等学習環境の整理整とんに努める。

(三) 児童の学習意欲を高めるため、作品や学習資料を添付する等して魅力ある家庭科室の経営並びに備品の安全管理に努める。

 

体育

 

適切な運動の経験と身近な生活における健康・安全についての理解を通して、運動に親しませるとともに、健康の増進及び体力の向上を図るため、次の点に努力する。

 

一 意欲的な学習活動が展開できるよう指導計画の改善・充実に努める

 

(一) 学校や地域及び児童の実態を踏まえ、六年間を見通して各学年の目標や内容を的確に設定し、調和のとれた指導計画を作成する。

(二) 単元構成については、児童の心身の発達の状況、運動に対する興味・関心等を考慮し、効果的な指導ができるよう工夫する。

 

二 運動の特性に触れ、楽しさを体験させるよう指導法の改善に努める

 

(一) 児童の実際を的確に把握し、指導のねらいや内容の重点を明確にして指導に当たる。

(二) 運動の特性を踏まえ、各種の運動の基礎的・基本的な事項の指導の徹底を図る。

(三) 一人一人が自己の能力に応じた課題に取り組めるよう指導内容・方法を工夫する。

(四) 学習意欲を高めるための評価を工夫する。

 

三 計画的・継続的な指導により、体カの向上に努める

 

(一) 全職員共通理解のもとに学校の教育活動全体を通じて適切な体育的活動を行い、運動の生活化を図る。

(二) スポーツテストの結果を的確に把握し、一人一人の体力に応じた運動処方を工夫して計画的に実践する。

(三) 創意を生かした教育活動の時間等を活用し、体力つくりを推進する。

(四) 施設、用具の活用を図り、自ら進んで、心身を鍛える場面設定を工夫し、指導に当たる。

(五) 保健・安全及び給食指導との連携を密にし、総合的な体力の向上に努める。

 

四 保健学習の充実と事故防止に努める

 

(一) 教材の精選と指導の重点化を図り、計画的な授業の展開に努める。

(二) 教材研究、資料の収集、教育機器の活用等により、魅力ある保健学習が展開できるよう努める。

(三) 施設、用具の定期安全点検の実施と潜在危険箇所の除去に努め、事故の絶無を期する。

 

中学校

−各教科の指導の重点−

 

国 語

 

言語の教育として立場を一層明確にするとともに、ねらいに合った有効な言語活動を組織し、表現力を高めるよう次の点に努力する。

 

一 国語カを養うための基礎となる言語事項の指導を充実する

 

(一) 漢字や語句、表記や文法等の指導を重視し、学年や単元・題材・単位時間の指導計画への位置づけを明確にする。

(二) 漢字学習を機械的な練習学習にとどめることなく、字源を考えさせたりゲーム的取り扱いを工夫するなど興味を持って学習させるとともに、漢字の使用能力を高める。

 

二 「表現」の指導を計画的に行い、特に文章表現カの向上を図る

 

 

 


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