教育福島0138号(1989年(H01)04月)-015page

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概要については、次のとおりです。

 

1 中央研修等派遣研修

上級の指導者としての資質を有する教員を文部省主催の研修や先端企業、研究所等へ派遣して、情報処理に関する最新の知識、技術等を体得させるとともに、これらの教員を地域研修の指導者として活用すること等により、本県の情報処理教育の充実、発展を図ることを目的とした研修です。

 

2 教育センター研修

研修体系の中で、主に中・上級の研修として位置づけ、学校や地域における指導者の養成と情報処理関係教科担当教員の専門性の向上を図ることを目的とした研修です。また、教育センター研修では、このほか、新学習指導要領の実施に対応した教科特別研修、情報リテラシー研修を実施します。(資料5参照)

 

3 地域研修

情報化対応のための全県的な教員研修の充実を図るため、平成二年度より実施を予定している研修です。

この研修は、各教育事務所管内ごとに、研修に必要な施設、設備を有する高等学校を会場にして、毎年、夏季休業中に実施するものであり、コンピュータに関する基本的な操作と初歩的な活用ができるようにすることを目的とした研修です。

 

三 「コンピュータ等の教育的利用の手引」の活用

 

「学校におけるコンピュータ等の教育的利用基本計画」に基づき、コンピュータ等の教育的利用を全県的に推進し、その充実を図るため、「コンピュータ等の教育的利用の手引」を作成し、「基本計画」とともに各学校へ配付したところです。

この「手引」は、(1)コンピュータ等の教育的利用の意義と必要性、(2)校種別のコンピュータ等の教育利用の在り方、(3)コンピュータの機能とその活用、(4)CMI(教授者の機能を拡充するためのコンピュータ利用)、CAI(コンピュータ支援による教育)としてのコンピュータの利用、(5)データベースとデータ通信、以上について、具体的実践例の紹介を含めてとりまとめたものであり、教員一人一人のガイドブックとして最も有効に活用し得る資料となるよう考慮しながら作成したものです。

今後、この「手引」が活用され、コンピュータ等を利用した教育が一層積極的に展開されることを期待するとともに、それを通して、本県の情報化に対応した教育が、更に充実、進展することを念願します。

 

資料4「コンピュータ等教育実践研修」の研修体系

資料5「教育センター研修」の研修講座一覧

 

資料5「教育センター研修」の研修講座一覧

※以上の校種別には、盲・聾・養護学校を含むものとする。

※以上の校種別には、盲・聾・養護学校を含むものとする。

 

 

 


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