教育福島0139号(1989年(H01)06月)-035page
からの記事を載せる。また、「学年通信」を六十三年四月から毎月発行している。
2 研究の成果と今後の課題
家庭訪問、PTA方部会、PTA会報、新聞等を通して、家庭との連携を深め、情報交換を図ることによって、より具体的な生活状況が把握でき、好ましい家庭生活への意識が高まり、生活指導に大いに役立った。
今後、生徒を通じての伝達には完全を期し、情報交換を深め、内容を充実させることによって、家庭との緊密な連携を図れるよう工夫したい。
(六) 交通安全指導の実施
1 研究の方法
(1) ビデオテープを利用した安全教育
ホームルーム時にビデオを視聴して感想を交換することにより、交通安全の意識高揚を図る。
(2) 通学路での交通指導
(3) 自転車の登録の励行
自転車通学者に届を提出させ、登録証を交付し、正しい乗り方を指導する。
(4) 四プラス一ない運動の啓蒙
2 研究の成果と今後の課題
交通安全についての指導を通して安全の意識が高まってきた。しかし、意識の高揚はあっても、まだ行動にまでは至っていない点も認められる。
特別活動
(一) ホームルームの充実
一 ホームルーム時間の活用の工夫
(1) 研究の見通し
ホームルームの時間を充実するために、運営についてはテーマ設定の工夫とリーダー養成について研究し、指導内容については進路意識の高揚を図ることに重点を置いた。
本校の教育目標と学年や学級における活動との連携を図るため年間の活動目標を立て、それをもとに学年共通テーマを設定する。一資料2参照一
(2) 研究方法
1) ホームルーム年間計画の作成
基本的な生活習慣を確立するためには、同一学年の教師の共通理解に基づいた連携が必要となるので、共通テーマを多くした。また、学年通信を発行し、これをホームルームの主要資料として利用する。(資料4参照)
(3) 研究の成果と今後の課題
共通テーマを例年より明確に設定したので、各部や各科の行事の趣旨が明らかになり、学年やクラスヘの対応が容易になった。
生徒指導部の服装の自己診断カードや球技大会実施要項などにも工夫がなされ、進路部の進路だよりや第一学年の学年通信も充実して、ホームルームの資料として、一層使い易いものになった。
今後は、とかく教師主導型に終始しがちであった生活指導にかかわる問題や問題行動なども生きた話題としてあげ、ホームルームに対する生徒の関心を高め、積極的に参加する意欲を持たせることも必要であろう。
2 リーダーの養成
(1) 研究の見通し
一年生には学級をまとめたり、積極的に生徒会活動に参加した経験のある生徒が少ない。そこで学級生活の核となる学級委員とホームルーム運営委員の養成を図る。
(1) 研究方法
1) リーダー研修
昭和六十三年八月二十日から二泊三日の予定で生徒会役員、執行委員、一年のホームルーム委員長など約五十名が参加して、裏ばんだい国民休暇村
資料2 ホームルームの活動目標と共通テーマ