教育福島0141号(1989年(H01)09月)-010page
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(1) 研究の内容(全体研究)
1)三か年を見通した進路指導計画の整備とそれに基づく継続的な指導のための方策
ア 全体計画の整備、指導案の検討及び指導の継続
イ 生徒の進路学習への働きかけ
2) 自己理解の深化と進路発達課題(注)に即した授業展開のための方策
ア 自己理解を深めさせるための研究
イ 進路発達課題の自校化と指導の仕方
3) 学年の発達段階に応じた目的意識の育成のための方策
ア 目的意識育成の在り方の研究実践
イ 学年の発達段階に応じた指導案の作成及び指導過程の研究
(2) 研究の方法
1) 生徒、保護者、教師の意識調査により問題点を明らかにする。
2)進路指導計画の検討をする。
3) 望ましい生徒像を描き、それを目指す指導を行う。
4) 学期、月ごとの推進計画に基、つき、実践結果を分析して研究を改善する。
5) 継続的指導の中でその効果を確かめる。
(注)…文部省進路指導の手引き「啓発的経験編」一昭和五十九年一40ぺ−ジ及び仙崎武氏の「進路発達課題」(ミネソタプラン)一九七三年紹介のものを引用した。
6) 全体研究と各部研究との関連を図
りながら研究を進める。
7) 計画的に校内研究会を行う。また、関係機関の指導を受け、改善を図る。
五、研究の構想
(1) 主題に迫るための年次テーマ
・昭和六十三年度
自己理解を深めさせるための進路に関する生徒理解の方法は、どうあればよいかつ.
・平成元年度
自己理解を深め、目的意識を持つて進路の選択ができるようにさせるための指導は^どうあればよいか。’
(2) 年次ごとの研究内容1) 一年次…生徒理解の進め方の研究をし、自己理解を深めさせる手だてを探る。
ア 自己理解を深めさせるための生徒理解の方法の研究
イ 生徒理解の上に立った進路指導の実践
2) 二年次…自己理解を深めさせながら目的意識を育成して、望ましい進路の選択ができるようにするため、指導計画を整備し、継続的な指導を行う。
ア 学年指導計画の検討と整備
イ 指導過程の改善及びその継続指導
ウ 進路指導案一指導の目安一の作成
(3) 各研究部の研究
各研究部は、各学年二名程度から成る数名の構成とし、全体研究との関連を保ちながら、学級指導に益する研究を進める。
1) 指導計画部会
全体計画の検討修正、学年指導系統表の検討を中心に、具体的な指導ができるようにする。
2) 進路学習部会
指導案や授業の進め方を中心に、進路発達課題に応じた指導の在り方を研究する。
3) 進路相談部会
進路相談の計画、実践を通して、生徒の自己理解や自己実現を目指す相談の在り方を研究する。
4) 情報・調査部会
資料1 進路を学習する望ましい生徒の姿
1.自分の将来の生き方に関心を持つ生徒
2.自分の特性の発見に努め、それを伸ばそうとする生徒
3.進路の計画や選択を進んでする生徒
4.卒業後の生活によりょく適応できる生徒
5.将来、職業の世界での希望を果たそうとする生徒
資料2 目的意識図
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