教育福島0141号(1989年(H01)09月)-012page

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どうあればよいかを中心に研究を進めてきた。

1)目的意識−望ましい進路の選択を目指す心情・態度・意欲ととらえた。

(資料2 参照)

ア 目的意識は、自己理解・情報理解・進路設計から進路の選択へ、そして、将来の自己実現へ至るまでのすべてにかかわるものである。

イ これは、継続的な指導の中で、意図的に育てられるものである。

2)目的意識の育成をねらって、「私の進路」カードを一人一人に持たせ三年間定期的に記入させる。(資料3 参照)

(5) 自校化した進路発達課題の学年別

一覧表及び主題配当表の作成

進路発達課題を自校化して一覧表にし、授業の目安とした。

三か年の授業の継続が目的意識の育成に欠かせない条件となることから、指導目標の目安とした試案である。これは、進路発達課題一前掲の注参照一の具体化を図ったもので、個々の生徒の発達段階に合わせて指導することをねらって作成した(資料4参照)

1) 進路発達課題一覧表を指導の目安とする。

ア 学年に応じた発達課題を指導目標として書き替え、系統的に配列する。

イ これを学年目標や学期ごとの目標と関連づける。

ウ 三か年間四十二項目の主題を設定し、配列する。

2) 学年別主題配当表により、内容、時期及び時間数を明確にする。

ア 主題ごとに実施月日を明確にする。

イ 創意の時間にも進路指導を設けて時間数を確保する。

ウ 一年十三時間、二年十五時間、三年十四時間の指導時間数とする。

(6) 学年別指導案の作成と授業の実践

学年別主題配当表に基づいて指導案を作成し、研究授業を行いながら指導の改善を図ってきた。

1) 全学年の指導案を作成して指導の目安とする。

2) 毎時間一−二例の資料を添えて活用を図る。

 

「よく調べてきましたね。この仕事は…」2年生の授業

「よく調べてきましたね。この仕事は…」2年生の授業

 

資料4 進路発達課題 学年段階一覧表(試案 第1学年の例)

資料4 進路発達課題 学年段階一覧表(試案 第1学年の例)

 

 

 


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