教育福島0141号(1989年(H01)09月)-040page

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団等の充実に努めたいと考えるが、個性の伸長という観点も含めて、子どもたちがこれまで以上に積極的にスポーツ活動ができる環境づくりを検討したい。

○佐久間睦夫(県中教育事務所長)

・学校教育の一層の充実のために、その基盤となる家庭や親の在り方について教育する場の充実を望みたい。また、学校教育を取り巻く複雑な社会状況に対応するため、学校と他との関連を考慮した横の連携の手だてを行政側でも検討する必要がある。

○金田浩一(社会教育課長)

・親の生き方を見て子どもが育つという現実を踏まえ、家庭教育や親の教育の充実を更に目指したい。社会教育関係者の努力を今後も見守って頂きたい。

○紺野 勇(県教育次長)

・変化の激しい社会の中で生きる子どもたちに適正な教育を与えることが大きな課題であり、学習指導要領改訂の趣旨もそこにあると考える。また、「学力」を「これからの社会に主体的に対応していける力」と考えると、日々の授業の充実を図ることが必要となる。更に、個性の尊重に関しては、生かすべき、育てるべき個性とは何かを個々の教師がしつかりととらえる努力をすべきであり、その際も基礎・基本は重視されねばならないと考える。

 

[平成元年度第二回教育広聴会 傍聴者を募集します 10月25日・於いわき市文化センター]

 

テーマは第一回と同じ。いわき市に居住する成人の方から、申込先着順に三十五名を受付けます。葉書に「教育広聴会傍聴希望」と朱書し、住所、氏名、性別、年齢、職業、電話番号を付記して次の宛先へ十月二十日までお申込み下さい(問い合せ先も同様)。

〒960 福島市杉妻町2−16県教育庁総務課広報係(◆内線三九一六)

 

平成元年度

「子育てセミナー」がスタート

−社会教育課−

 

今年度から新しく誕生した「子育てセミナー」が、南会津の伊南村会場を皮切りにスタートしました。

昨年までの「家庭教育講座」を衣替えしたこの「子育てセミナ-ー」のキャッチフレーズは、"お手つだいします若いパパ・ママの子育て"。子育てや家庭を取り巻くさまざまな課題に対応するため、また家庭や地域の教育力の活性化を図るため、実践的な子育てセミナーや親子のふれあいフォーラムを県内五会場で開催するものです。

同時に、学識経験者等で構成する巡回相談員が子育てや家庭教育に関する悩みの相談に直接応じる家庭教育相談も実施されます。

一、期日(月/日)会場

6/9(金) 伊南村民会館

9/13(水) 石川町体育館

9/19(火) 中島村農村環境改善センター

10/24(火) 安達町就業改善センター

11/22(水) いわき市常磐公民館

二、主題

「あすに活かす子育てを考える」

三、対象

主として、青少年期までの子どもをもつ親、各種学級生、各種団体関

係者及び幼・小・中・高校のPTA会員、市町村教育委員会・公民館職員など。

四、内容・方法

開催地区の家庭教育上の課題を考慮しながら、つぎのような内容を適宜組み合わせて実施します。

1)講演会、シンポジウム、パネルディスカッション等による全体討議

2)分科会、グループ等による情報交換、研究協議

3)巡回による家庭教育相談一個人及びグループによる)

この子育てセミナーは、すこやか家庭教育相談事業の一環として行われていますが、この事業の内容をすこし紹介してみましょう。

・ 乳幼児をもつ親を対象にした"すくすく通信"(育児資料)の作成・配布

・ 乳幼児期における育児やしつけ等のアドバイスをする”テレビ放送”(「ちいさな世界」FTV)

・ テレビ放送「ちいさな世界」を学習教材として編集し活用を図る"ビデオ学習教材の作成"などがあげられます。

ところで、「子育てセミナー」シリーズ今後の開催は安達町一県北一といわき市(いわき)です。テーマは、それぞれ「父ちゃん母ちゃんの子育て二人三脚」と「変わる時代と家庭のありかた〜男女共同参加型社会と家庭〜」を予定しています。講師には、学識経験者や医師、更には家庭教育電話相談委員や主婦などがあたります。

子育ては、個(性)育てに通ずるとか。あまり規格にとらわれずに、それぞれの家庭や親の教育方針に沿った夢のある子育てを期待したいものです。

 

「第1回子育てセミナー」での真剣な話し合い

「第1回子育てセミナー」での真剣な話し合い

 

 

 


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