教育福島0143号(1989年(H01)11月)-016page
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特集2
−−福島県の文化−−
心うるおす文化の育成をめざす
文化課
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▲第四十三同県展文部大臣賞受賞作品「語部」(鈴木博之)
はじめに
福島県教育委員会においては、昭和六十三年度に「第三次福島県長期総合教育計画第2期実施計画」を策定し、この計画に基づき、
“心うるおす文化の育成”をスローガンに、
○文化活動の促進
○文化活動の充実
○文化施設の整備充実
を三本の柱に文化行政を推進しています。
以下県教育委員会が実施している各種事業について紹介します。
芸術文化の振興
一、第四十三回県展
福島県総合美術展覧会(県展)は、昭和二十二年の第一回以来、本年で四十三回を数えるが、年々作品の質の向上が見受けられる。
今回総出品点数は、九百八十九点で、そのうち公募作品は、八百四十二点を数え、これらの中から四百八十五点が選ばれ、招待、依嘱作品の百四十七点を合わせた六百三十二点が陳列された。
○会期 平成元年六月十七日〜二十八日
○会場 福島県文化センター
○陳列点数 日本画四十九点、洋画百九十八点、彫塑六十三点、工芸美術七十三点、書二百四十九点、総計六百三十二点
○観覧者数約一万四千人○審査員 (日本画)飯塚栖圃、松本榮、藁谷耕人、
(洋画)五十嵐光昭、稲川敏之、石山富彦、梅宮英亮、峰丘
(彫塑)神野忠和、佐藤隆男、橋本堅太郎
(工芸美術)遠藤兆映、佐藤幹、角田弘司、福田三恵子、山内清司
(書)高橋藤園、丹治思郷、村上皓南
二、第十三回県展移動展
県展移動展は、県展出品作品の中から優秀作品を選抜し、県内を巡回展示するもので、本年度は四か所において開催した。
これらの開催では、小・中学生から老人まで、多くの人が作品を鑑賞し地域文化活動の促進にとって有意義な催しとなった。
○開催地及び会期
只見町 七月六日〜九日
小野町 七月十三日〜十六日
西会津町 七月二十日〜二十三日
富岡町 七月二十七日〜三十日
○内容 日本画、洋画、彫塑、工芸美術、書の百一点
三、第四十二回福島県文学賞
県民から作品を公募して、優秀な作品を顕彰し、文学の振興を図ることを目的に、昭和二十三年から始められた本事業も、四十二回を数え、本県文学界の重要な賞として高い評価を受けている。
本年度の事業計画
・五月上旬募集開始
・七月三十一日締め切り
・応募点数小説五十一点、詩六十一点、短歌二十八点、俳句五十点、計百
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