教育福島0143号(1989年(H01)11月)-032page

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福島県教育委員会

 

永年の功績をたたえる

 

永年の功績をたたえる

−−県教育文化関係表彰式−−

本県の教育・文化の発展に貢献した功労者をたたえる本年度の教育・文化関係表彰式が、「文化の日」の十一月三日、県文化センターで行われました。

表彰式には、佐藤栄佐久知事、大野雅人県議会議長、大和郭二県教育委員長、大内忠昭県教育長など、来賓並びに関係者多数のご出席のもと、本年度の文化功労賞受賞者の飯塚栖圃氏、玄葉與光氏をはじめ、教育・文化関係表彰者、同団体、永年勤続教職員の表彰者等六百余名が出席しました。

式典は午前十一時、藤原誠総務課長の開式の辞に続いて、大内教育長が「永年にわたり、本県教育・文化の振興にご尽力を賜り、そのご功績に心から敬意を表します。今後ともご健康に留意され、本県の教育、文化の振興にご尽力下さい」と式辞を述べました。

続いて、佐藤知事、大和教育委員長からお祝いのことばがあり、文化功労者には佐藤知事より、各種表彰者には大内教育長より表彰状と記念品が贈られました。

晴れの表彰を受けられた受賞者の皆さんは、大野県議会議長からお祝いの言葉を受け、これに対して文化功労者の飯塚栖圃氏、学校教育功労者の後藤眞太郎氏の両氏が受賞者を代表してお礼を述べ、式は滞りなく終了しました。一なお、本年度の各種表彰者、同団体、永年勤続表彰者のお名前等は、前号十月号で紹介してあります。)

 

学校教育功労賞の表彰

学校教育功労賞の表彰

 

県教育委員

諸橋鐵二郎氏ご逝去

 

された病身の父親を救出しようとして、ご両親とともに焼死されたものです。

 

本県教育委員会委員の諸橋鐵二郎氏(写真)が十一月五日に急逝されました。この日の早朝にいわき市内の自宅から出火、諸橋委員は火中に残された病身の父親を救出しようとして、ご両親とともに焼死されたものです。

故諸橋鐵二郎氏は昭和五十五年十月に県教育委員に就任、昭和五十八年一月からと昭和六十二年十月からの二度にわたって教育委員長を務めました。この間、第五十回国民体育大会の本県誘致の決定、県立美術館・図書館・博物館の開館、公立高等学校入学者選抜実施要綱の改善、英語指導助手一外国青年一の配置等、幅広く本県教育・文化の振興のために貢献されました。

去る十一月十七日の葬儀には、大和郭二県教育委員長をはじめ各教育委員、大内忠昭県教育長及び教育関係者等が多数参列し、故人のご冥福をお祈りしました。

 

教育老衰彰(文部大臣表彰に飛田・町部)吉田の二氏

 

学校教育の功労者を文部大臣が表彰する平成元年度教育者表彰受賞者に本県からは三名が選ばれました。十一月二十二日(水)には東京都の国立劇場で表彰式が行われ、受賞者の方々は石橋一弥文部大臣から晴れの表彰を受けました。

平成元年度教育者表彰受賞者

○飛田昭栄(三春町立三春小学校長)

県南、県中の両教育事務所長を歴任。この間市町村教委に対する適切な助言指導に努めた。現在は県小学校長会長。

○岡部郁夫(いわき市立平第一中学校長)

いわき市立川前中学校長、郡山少年自然の家所長を歴任、中学校での道徳教育や生徒・進路指導に功績を残した。現在は県中学校長会副会長。

○吉田彌(県立安積高等学校長)

県立船引高等学校長を経て県教育庁高等学校教育課長を歴任。教員として国語教育の充実に貢献し、課長時代には職業学科の転換などを進めた。現在は県高等学校長協会長。

 

 

 


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