教育福島0144号(1990年(H02)01月)-007page

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心豊かな人材の

育成をめざして

 

福島県教育委員会教育長

 

福島県教育委員会教育長

大内忠昭

 

明けましておめでとうございます。

私は、昨年四月、福島県教育委員会教育長に就任し、以来、皆様方のご支援、ご協力をいただきましたことに対しまして、ここに深く感謝申し上げる次第であります。

私は、教育は人間の一生を通じ、発達の基礎を培うものであり、たしかな学力、心の豊かさ、たくましさなど人間として必要とされる基礎的資質を身につけることを目指して行うべきものであると考えております。

本県の教育・文化は、着実に進展しているところでありますが、今日の技術革新や情報化、国際化の進展、高齢化の進行等、社会の変化に対応して、解決すべき様々な課題が生じてきていることは、皆様ご承知のとおりであります。

私はこれらの課題に的確に対応しながら、児童生徒が、本県の自然や風土に育まれ、故郷の人々と共に新しい時代の地域社会を築き、活力ある県土をつくりあげることのできる心豊かな人材の育成が必要不可欠であると考えます。

このような考えに基づき、教育環境の整備充実、教職員の資質向上を図るための研修の充実、さらには、国際理解教育と教育の国際交流を積極的に推進して参る考えであります。

また、うるおいのある文化の育成、県民の健康づくりとスポーツの振興、国体開催準備と開催県にふさわしい競技力の向上等の諸施策、事業の執行に全力をあげて取り組んで参ります。

年頭にあたり、皆様方のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げますとともに、今後とも一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、ごあいさっといたします。

 

 

 


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