教育福島0144号(1990年(H02)01月)-008page
特集1
平成元年度福島県公立幼稚園・小・中・養護学校
教職員研究論文入賞者決まる
一人一人を生かす創意ある研究実践が多数応募
本年度で十九回目を数える公立幼稚園・小・中・養護学校教職員研究論文募集には、県内各地の先生方から六十九点の応募がありました。一表1参照一.
論文審査は、各教育事務所、義務教育課による予備審査を経て、去る十一月十四日一火)に、審査委員の先生方による最終審査が行われました。
審査は、論文一つ一つについて慎重に行われ、その結果、特選には次の四点一個人三点、団体一点一が選ばれました。
〈特選入賞〉
○大堀浩平教諭
(会津若松市立一箕小学校)
「個の達成状況に応じた学習指導の工夫」
○佐藤俊久教諭
(石川町立石川中学校)
「生徒一人一人が生き生きとして、自ら意欲的に取り組む授業をめざして」
○福島市立福島第四小学校
(代表 校長 椿 薫)
「小学校教育におけるコンピュータの効果的な活用」
○岩崎実江教諭
(桑折町立睦合幼稚園)
「進んで活動に取り組む幼児を育てる保育の実践〜絵画表現への取り組みを中心として〜」
また、入選として八点が選ばれました(別表参照)。
本年度の研究論文には、平成元年三月の新学習指導要領告示を受けて、応募要項の研究内容に「新学習指導要領の趣旨を生かし基礎的・基本的内容の確かな定着を意図したものであること」が付け加えられたこともあって、児童生徒一人一人に目を向け、基礎的・基本的な内容の確かな定着を図る研究実践や個性を生かす指導の在り方を追求した論文が多くあり、今後の研究の深化が期待されます。〈審査委員〉
古関 富夫(福島女子短期大学教授)
大澤貞一郎(奥羽大学文学部教授)
樫村 利道(福島大学教育学部教授)
鈴木 健一(元福島第四小学校長)
大内教育長を中央に 特選入賞された先生がた
表1 各教科、領域別応募者数一覧