教育福島0144号(1990年(H02)01月)-043page
初任者研修、小学校で本格実施
〜二年間の試行の後に順調にスタート〜
洋上研修に取り組む新任の先生たち
初任者研修が本年度から小学校で本格実施となった。教員として必要な資質・使命感を養うとともに幅広い知見を得させることを目的とする研修の対象は二百七十八校の四百四十七名。新任の若い教員が校内・校外での研修、宿泊研修、洋上研修等に真剣に取り組んでいる。
県業化功労者に飯塚、玄業の両氏
〜平成元年度教育・文化関係表彰式挙行〜
本県の教育・文化の振興・発展に特に功績のあった人に贈られる福島県文化功労賞の受賞者に、芸術部門一日本画)の飯塚栖圃氏−福島市1と、芸術部門一文化活動)の玄葉與光氏 船引町−の二人が選ばれた。十一月三日の表彰式では、この外に五百二十六名、十一団体が教育・文化関係功労者として表彰を受けた。
佐藤知事から栄誉ある文化功労賞を受ける飯塚氏
第五十回国体・全競技の市町村と競技会場決まる
〜四十二競技を三十八町村、九十七会場で〜
平成七年に本県で開催される第五十回国民体育大会の競技会場地は今年度新たに自転車競技のロードレース、スポーツ芸術、バイアスロンが決まり、実施競技全ての会場地の選定が終了した。これにより、正式競技三十九、公開競技三の四十二競技を十市十六町十二村の三十八市町村で、また、九十七の競技会場で行うこととなった。
第三十一回北海道・東北ブロック民俗芸能大会を開催
〜地方の民俗芸能を広く紹介〜
郷土の民俗芸能を紹介(玉川村平鍬踊)
北海道東北地方の民俗芸能への認識を深め、その保護・伝承についての正しい理解と協力を得ることを目的とする北海道・東北ブロック民俗芸能大会が九月三日に県文化センターで開かれた。本県からは田島町太々神楽、玉川村の平鍬踊、福島一小児童によるわらべ歌等が披露され、郷土の民俗芸能への関心を高める有意義な催しとなった。
全日本合唱コンクール全国大会で十連覇
〜県立安積女系高校合唱部が偉業を達成〜
第四十二回全日本合唱コンクール全国大会、高校の部が福岡市で開かれ、安積女子高合唱部が金賞一最高位の文部大臣奨励賞)を獲得。同合唱部は昨年まで九回連続して金賞を得ており、十連覇の成否が全国的にも注目されていただけに、今回の金賞受賞は大きな反響を呼び、この偉業に対して特に「十年連続金賞」の表彰があった。
新設の長寿学園と 女性カレッジが大好評
〜生涯学習の場を効果的に提供〜
県民の生涯学習への強い要望に応えて、長寿学園(グレート・アカデミー)と福島女性カレッジを新規事業として開設。高齢者の生きがいの創造を図る長寿学園には三百五十余名が、女性カヘッジには専門的学習の場を求める二十代から六十代までの定員を上回る受講者が参加し、熱心に学習に励んだ。