教育福島0144号(1990年(H02)01月)-048page
生涯教育インフォメーション
〜学ぶことを通して心豊かな生活を〜
学校開放講座
社会教育課
Information
一、はじめに
急激に変化する社会環境の中では、一人一人が二十一世紀に向かって、自らの自覚と意欲に基づいて、高度化し多様化する様々な生活課題に対応することが必要になっています。そして、人々が自己の充実や啓発及び生活の向上を目指して様々な学習活動を行い、生きがいのある生活ができるよう適切に援助することが教育行政に求められています。
本県教育委員会では、広く県民の方々に学習の場を提供するためへ昭和六十年度から平成元年度までに、延べ数で大学四校、高等学校四十校で開放講座を実施し、そこでは二千五百余名が学習をしています。そのうち本年度の分としては、大学一校、高等学校七校で開放講座を開設し、それぞれのテーマに基づいて、およそ五百名の受講生が、有意義な「生涯学習」を続けています。
以下に学校開放講座について、その趣旨、開放状況、受講生の反応等についてお伝えします。
二、大学・高等学校開放講座の開設
1 趣 旨
社会生活の急激な変化に対応しようとする県民の願いは、新しい質の高い知識・技術・教養を身に付けたいという要望となって表れています。
こうした県民の要望に応え、地域に根ざした生涯学習の普及・啓発及び学習の拡充を図るため、大学・高等学校を開放し、成人を対象に、専門的知識・技術又は教養を修得させることを目的として大学・高等学校開放講座を開設しています。(表1参照)
2 事業主体
○福島県生涯教育推進本部
○福島県教育委員会
○講座開設高等学校
○開催市町村及び教育委員会
3 受講対象者
一般成人(一講座四十名)
三、平成元年度大学・高等学校開放講座開設状況
1 実施大学及び高等学校(表2参照)
2 学習内容
講座での学習内容については、学習希望の傾向を踏まえながら、その地域や学校の特性をも生かすよう工夫しました。その概要は、趣味と実益を兼ね
コンピュータ教室(川俣高等学校にて)