教育福島0144号(1990年(H02)01月)-049page

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た学習、情報化時代に対応したワープロ・パソコンの学習、最先端技術を導入した学習となっています。(表2参照)

 

四、受講生の反応

1 受講の感想

受講生からは本講座が有意義なものであったとの多くの感想が寄せられています。次にその中の幾つかを紹介します。

○今、生涯学習という言葉を耳にし

ますが、生活に潤いを添え、充実し

た人生を送るためになんでも意欲を

もって学習しようと思っていました

ところ、学校開放講座があると聞き

早速参加することにしました。(略)この講座に参加して、生活に潤いを添えたいと思っております。大変為になりました。このような講座を続けていただけたらと思っています。(五十歳・女)

〇三十時間にわたる開放講座を無欠席で受けることができました。我ながらよくできたと思います。先生方の指導も丁寧でわかりやすかったので楽しくやれました。(略)お陰様で、パソコン、ワープロの基本をマスターできたので職場で活用したいと思います。やりはじめたら楽しさが増してきました。すぐにでもパソコンを求めて、家族共々やってみたいと思います。   (四十歳・女)

○実際に使える、親しむという点で、何の不安もなく受講できました。特にコンピューターと一口で言ってもただ教科書だけでは理解に苦しむことが、やさしく親しめるように先生方には指導していただき本当にありがとうございました。簡単ながらも、自分でプログラムができた時の喜びは、大げさな様ですが、自分自身いろいろ学ぶということへの自信につながりました(略)又ふだんの生活では、見れない培養法も教えていただき、花の好きな方にはとても興味をひくものがありました。(四十二歳・男)

2 受講生からの要望

○年齢に関係なく学習できることは、大変有意義な講座である。特に新しい技術を学ぶという時には、「初心者」を対象とした講座の開設を望みたい。

○来年度も継続して多くの人たちに「学習の場」を提供して欲しい。

○もっとカリキュラムにゆとりがある、長期間の学習機会にしてほしい。

 

五 おわりに

この講座は、各大学及び高等学校が地域や学校の特色や専門性を生かしたもので、毎年好評を得ています。

生涯学習の観点から県民の様々な学習要求に応えて、県民が生涯にわたって、自己の能力や個性を伸ばすことができるよう、必要な学習の機会と場の提供をねらいとする本講座は、「いつでも、どこでも、だれでも」が学べる体制づくりの上で意義あるものです。

今後は、県民の教養・趣味・技術の向上はもちろん、より豊かな潤いのある生活を創造するために、学習修了後も個人の生涯学習をより発展させることが必要と思われます。それには地域の中で学習の根を広げ、その芽を伸ばしていかれることが生涯学習社会づくりのために大きく期待されるところです。

開設学校の教職員の皆さんの関心も高く、熱心で、懇切丁寧な受講生への対応に深く感謝申し上げる次第です。

 

表2平成元年度大学、高等学校開放講座開設状況

表2平成元年度大学、高等学校開放講座開設状況

菊の手入れ(会津農林高等学校にて)

 

 

 

 


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