教育福島0145号(1990年(H02)02月)-025page

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生徒に興味、関心を持たせる。

○ 必要に応じて、電卓やコンピュータ等を活用し、授業に変化を持たせながら理解を深める。

(四)生徒一人一人を生かす評価の在り方を工夫し、個々の生徒の学習の成果の診断や治療に当たる。

○ 個々の生徒の誤答やつまずきをチェックし、フィードバックを適切に行う。

○ 授業の目標分析を行い、形成的評価の具体的な項目を設定し授業の改善に努める。理科

観察・実験などを通して、自然の事物・現象についての理解を深め、自然と人間とのかかわりについての認識を深めるため、次の点に努力する。

 

一、観察・実験を一口重視し、年間計画に適切に位口付ける

(一) 基礎的・基本的事項を系統的にとらえ、生徒、学校及び地域の実態に応じて学習内容の重点化と教材の精選を図り、ゆとりある充実した学習活動ができるようにする。

(二) 移行措置については、省略だけで付加する内容がないことから、計画的に観察・実験を充実するように努める。

(三) 理科学習の安全に留意し、事故防止に万全を期する。

 

二、自然を探究する能力や態度を育てる指導法の改善に努める

(一) 身近な自然の事物・現象や日常生活とのかかわりを重視して、生徒の興味・関心を喚起するよう配慮する。

(二) 自ら問題を見いだし、意欲的に解決に取り組むための動機付けを工夫する。

(三) 問題の理解、仮説、方法、観察・実験、結果の考察などの探究活動に主体的に取り組ませ、問題解決的な学習が展開できるようにする。

(四) 生徒の能力、興味・関心、学習スタイルなどに個人差があることを考慮して、学習活動や観察・実験を幾つか準備することにより、一斉指導を改善する。

 

三、自然の事物に関する規則性をとらえ、科学的な見方・考え方の育成に努める

(一) 事物・現象を調べる過程を通して自ら規則性を発見していくことによって、基本的な概念の形成が段階的に行われるようにする。

(二) 科学的な見方・考え方を養う場を意図的、計画的に設定する。

○ 事実を基にして関係付けや意味付けをする。

○ 推理、判断したりする仕方に慣れさせる。

○ 推理した事実を確かめる方法を身に付けさせる。

 

四、学習のまとめや評価を適切に行い、基礎的・基本的事項の確かな定着を図る

(一) 形成的評価の場、方法、手立てを明確にして行い、生徒一人一人に対して的確な指導が進められるようにする。

(二) 生徒一人一人の習得の程度やつまずきの状況を把握し、追指導や再実験をするなど配慮する。

(三) 練習や生徒の活動の時間を確保し、基礎的・基本的事項が確実に身に付くようにする。

 

音楽

 

豊かな音楽活動を通して、生徒の音楽的感性を培い、音楽を愛好する心情を育成するため、次の点に努力する。

 

一 音楽的諸能力を育てる指導が効果的に展開されるよう、指導計画を改善する

(一) 題材の設定に当たっては、「主題による題材」を中核としながら、系統的・発展的な指導が継続して行われるよう計画し、個々の題材について具体的な指導目標を設定する。

(二) 表現と鑑賞との関連ある活動を通して、基礎的・基本的諸能力が確かに身に付くよう、指導内容の精選、重点化を図り、ゆとりある学習が展開されるようにする。

(三) 主体的に学習に取り組むことができるよう、生徒の興味・関心や小学校との関連、及び多様な音楽活動への対応を考慮した教材の選択、構成に努める。

(四) 授業の反省と評価を指導計画の改善に役立てるようにする。

 

二、生徒が進んで音楽活動に取り組めるよう、指導法の改善に努める

(一) 一人一人の実態を的確に把握し、生徒が音楽活動の喜びや感動を体験する過程で、豊かな音楽的感性が培われるよう、指導の在り方を工夫する。

(二) 生徒の主体的な活動を促進し、自ら音楽の美しさを追求する態度が育つよう、学習内容に即した多様な学習形態や指導法を工夫する。

(三) 創造的な自己表現活動の活発化を図るため、即興的な表現などを取り入れて楽しく活動する中で必要な知識や技能が身に付くよう工夫する。

(四) 指導と評価の一体化を図り、個を生かす授業の展開に努める。

 

三、「日本の音楽」及び「諸外国の民族音楽」の指導を充実する

(一) 「日本の音楽」の特性や独得の味わいを感得させるとともに、「諸外国の民族音楽」をその文化的な背景や「日本の音楽」との関連などを通

 

 

 


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