教育福島0145号(1990年(H02)02月)-026page
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して指導し、幅広い音楽観を育成する。
(二) 郷土の音楽の指導では、指導のねらいを明確にし、地域素材を積極的に教材化して、生徒に親しみを持たせながら指導を進めるよう配慮する。美術
造形約な創造活動を通して、表現と鑑賞の調和のとれた系統的な指導ができるよう、次の点に努力する。
一、新学習指導要領の趣旨を生かし、移行措置に基づく指導計画の改善、充実に努める
(一) 各学年の目標、内容を的確に押さえるとともに、指導内容の系統性と関連性を踏まえ、基礎的・基本的事項を指導計画に位置付ける。
(二) 題材の設定に当たっては、指導分野に偏りがないように配慮し、意欲的に造形活動に取り組めるよう地域の素材を生かした題材の開発に努める。
(三) 材料・用具及び技法に関しては、系統的・発展的に指導できるよう指導計画に位置付ける。
(四) 鑑賞の対象となる資料の内容や範囲については、偏りや広がり過ぎのないように配慮するとともに、鑑賞の時間を明確に位置付けて計画する。
(五) 学習指導の計画・実施・結果を総合的・継続的に評価し、創意を生かした指導計画への改善を図る。
(六) 選択教材としての美術では、生徒の興味・関心・欲求を組み入れた題材を設定し、学習内容、活動の質的充実を図るなど、ゆとりある充実した計画の改善に努める。なお、総合的学習などを取り入れる工夫をする。
二、造形的な創造活動の喜びを味わわせる授業の展開に努める
(一) 一人一人が明確に表現主題を持って豊かな表現活動に取り組めるよう、発想や構想の段階を重視して指導、援助の仕方を工夫する。
(二) 生徒の造形的な見方・考え方・表し方を大切にして、基礎的・基本的事項が確実に身に付くよう、題材ごとの指導内容の精選を図る。
(三) 鑑賞指導に当たっては、表現学習との関連を考慮するとともに、美的、造形的な価値を味わい親しむ態度を育てる指導の工夫をする。
(四) 作品の評価のみに偏ることなく、表現制作の過程を重視する評価を工夫するなど、表現制作への意欲を高める個人差に応じた指導の改善に努める。
三、施設設備の整備、活用を図るとともに、美的な環境の構成に努める
(一) 施設設備を整備、充実するとともに、用具の扱いなどの安全指導にも配慮し、効果的な活用を工夫する。
(二) 環境の美的な構成と生徒活動との関連を図ったり、生徒が自由に親しみを持って鑑賞したりできるような工夫をする。
保健体育
運動の合理的な実践と、健康・安全についての理解を通して、‘運動に親しむ習慣を育てるとともに、健康の増進と体力・運動能力の向上を図るため、次の点に努力する。
一、主体的な学習が展開できるよう指導計画の改善・充実に努める
(一) 新学習指導要領の趣旨を生かし、学校や地域及び生徒の実態を踏まえ、三年間を見通した調和のとれた指導計画を作成する。
(二) 個人差に応じた学習を進めるため、生徒が能力・適性等に応じて運動領域や運動種目の選択ができるように配慮する。
二、運動の特性に触れ、楽しさを体験させるよう指導法の改善に努める
(一) 運動のもつ本質的な楽しさや喜びを味わわせる授業の展開に努める。
(二) 運動の特性に応じた指導に努め、各種の運動の基礎的・基本的技能を身に付けさせる。
(三) 自己評価・相互評価を生かすとともに、学習の意欲を高めるための評価の仕方を工夫する。
三、生涯スポーツの基礎づくりと、体力・運動能力の向上に努める
(一) 生徒の能力・適性、興味・関心等に応じた運動領域・種目の選択制を積極的に取り入れ、一人一スポーツの実践に努める。
(二) スポーツテストの結果等をもとに生徒の実態を的確に把握し、柔軟生や走力、筋力、持久力等を高める運動を積極的に取り入れ、継続的な実践を通して体力・運動能力の向上に努める。
(三) 体力つくりの意義や、具体的なトレーニングの方法等を理解させ、進んでこれに取り組むよう指導に努める。
(四) 特別活動における体育、保健・安全、給食指導との連携を密にし、総合的な体力の向上に努める。
(五) 施設や用具の効果的な活用を図り、スポーツに親しむことのできる環境づくりに努める。
四、保健学習の充実と事故防止に努める
(一) 小学校や高等学校との関連性や発展性を十分踏まえ、計画的な授業の展開に努める。
(二) 実験・実習を重視するとともに、適切な資料・情報を収集し、教育機器等の活用により、魅力ある保健学習が展開できるように努める。
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