教育福島0146号(1990年(H02)04月)-050page
ふるさと探訪
県指定重要文化財(考古資料)
てんのうだん
天王壇古墳出土品
(一括)
この埴輪群は、本宮町字南ノ内地内の丘陵上に所在する直径約三十八メートルの造り出しつき円墳である天王壇古墳の周湟の発掘調査により発見された。
造り出し部南西側から盾形埴輪片、犬・猪・鳥などの動物埴輪と土製馬、北側から甲冑形埴輪、女性埴輪、樽形◆形埴輪、埴輪質円底壼、器台形埴輪など、また多量の円筒埴輪、土器などが出土した。
埴輪の形態・製作技法等から五世紀後半と考えられ、また畿内との関係が指摘されており、極めて重要である。
所在地
安達郡本宮町字南町裡一三〇番地
本宮町立歴史民俗資料館内所有者本宮町
鳥形埴輪
女性埴輪(巫子)
甲冑形埴輪
小形土製馬
犬形埴輪