教育福島0147号(1990年(H02)06月)-050page
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教育事務所だより
県北教育事務所
〒960 福島市杉妻町2-16
TEL(0245)21-1111(代)
内線(3480〜3488)
時間外(0245)21-1993
県北教育事務所が担当する、今回の「教育事務所だより」では、地域や学校の実態を生かした、創意ある教育活動を展開している、三つの学校の実践例を紹介します。
ぼくらの観察学習園
−目と心を育てるミニ動物園−
霊山町立大石小学校
ぼくらの学校においでになったお客さんが、最初に見つけてびっくりするのは、校門近くにある観察学習園です。とても大きくてりっぱなので、ぼくらの自まんです。
この観察学習園の中には、クジャク、ハト、カモ、チャボ、キジなどがいます。中でもクジャクは、ときどき羽を広げてとてもきれいです。
ぼくは、四年生のときから飼育委員で、観察学習園の世話をずっとしてきました。初めは、えさや水をやるとき口ばしでつっつかれたり追いかけられたりしてたいへんでした。だから、いやになって、「やめたいなあ」と思ったこともありました。
でも、そのうちぼくが近づくと、うれしそうに寄ってくるようになりました。「ぼくがいないと、この鳥たちはおなかをすかせるな」と思うようになって、だんだん熱心に世話をするようになりました。
今では、鳥の成長が楽しみで、観察学習園の世話をしないと一日の始まりがないような気持ちになっています。(六年 斎藤幸信)
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子どもたちに人気のある観察学習園
本校の観察学習園(縦十、横十六、高さ六メートル)は、子どもを生かす学習環境づくりの一環として、昭和五十八年度に着工・完成した。その目的は、動物を飼育することによって観察する目と動物愛護の心を育てることで、これまで次のような鳥や小動物を飼育してきた。
・ニワトリ ・チャボ ・ジュウシマツ ・ウズラ ・インコ ・スズメ ・ハト ・カモ ・キジ ・ウサギ ・リス ・モルモット
さながらミニ動物園といったところで、子どもたちに人気のある施設であるが、飼料の経費や動物同士のいじめなど、維持管理面で苦労がないわけではない。栽培園(約十アール)での飼料作物の栽培活動と組み合わせるなど、指導計画を検討しながら、より充実した活用に努めている。
美しい校舎われらの誇り
岩代町立新殿中学校
本校は、阿武隈山系の山合いに所在する、全校生徒百二十六名の小規模校です。学校は、豊かな自然の中に在り、生徒は、恵まれた環境の中で伸び伸びと学校生活を送っています。
本校では、教育目標のひとつに「進んで学び喜んで働く生徒」を掲げ、「為すことによって学ぶ」をモットーにしています。この実践的態度は生徒一人一人に浸透しており、その具体的な取り組みとして、清掃活動に力を入れています。本校の校舎は、鉄筋コンクリート三階建てですが、この校舎のすべてを、毎日全校生百二十六名という人数で、しかも十五分間という短い時間に、すみずみまで、清掃するのです。そこには、黙々と額に汗して作業に励む生徒の姿があり、毎日『お世
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