教育福島0148号(1990年(H02)07月)-039page
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資料1 指導計画
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に応じ、児童たち自身が積極的に課題作りに参加することが大切である。
(三) 学習方法訓練のさせ方
主体的な学習の仕方を身に付けさせるための学習方法訓練とは、
(1) 児童が積極的に課題作りに参加するための課題作りの手順を身に付ける。
(2) 学習課題を追究するための一人学習の仕方を身に付ける。
(3) 一人学習で読み取ったことを確かめたり、深めていくための方法を身に付ける。
ことである。
つまり、毎時間の授業の積み重ねにより、児童たち自らが単元全体や一単位時間の流れの中で、随時、見通しを持ちながら学習できるようになり、学習方法もわかるようになることである。
(四) 多様な指導方法の工夫
資料2 児童が考えた学習課題の例
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学習のパターンを身に付けさせることは大切であるが、学習の仕方が一つのものにパターン化してしまったら、児童の興味・関心は持続しない(低学年の場合、特にそうである)。常に生き生きとした読み取りをさせるためには、学習内容に合わせ多種多様な学習の方法を取り入れる必要がある。(写真参照)
(五) 話し合いの輪を広げる工夫
話し合い活動で最終的にめざすことは、「話し合いの中で出されたいくつかの発言を関係づけたり、まとめたりして、さらに発展した自分の考えを話し、話し合いを深めること」である。このねらいに到達できるよう、基本的な「話し合い訓練」から「話し合いの輪を広げる訓練」と段階を踏まえた指導をする。
話し合いの活動に積極的に参加していたかどうか、評価の工夫をしながら意見の交換をさせ、読みを深めさせる。
話し合い活動に積極的に参加できないと予想される児童には、導入での話し合いや一人学習での発表など確実にできる場面で指名し、話し合いに参加していることへの意識づけをさせ、学習意欲を持続させる。
四、研究のまとめ
積極的に課題作りに参加することにより、教師の意図する課題とほぼ一致するような課題を考えることの
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