教育福島0149号(1990年(H02)09月)-041page

“自然と人と”ふれあい9泊10日間

第3回フロンティア・アドベンチャー

　

県教育委員会主催の第三回「自然に挑戦!フロンティア・アドベンチャー」は、北塩原村小野川地区の標高九百メートルの山野を舞台に、県内各地から推薦された小学五年生から中学三年生までの五十一名が参加して、七月二十四日から八月二日までの九泊十日の日程で実施されました。

大自然の中での長期にわたる自給自足生活に挑戦し、「出会い、ふれあい、助け合い」の体験を通して、たくましさ、忍耐力、自然や物を大切にする心自立心などの体得がねらいです。

第三回めの本年度は、初年度の「原始生活による助け合い、ふれあい体験」、昨年度の「困難に挑戦し、克服する体験」に引き続き、「自然と人とのより深いふれあい体験」をテーマに「汗とちえの挑戦」、「科学の目による挑戦」として、キャンプ期間中の三泊四日間を探検・探求活動の日として別表にような日程で実施しました。はじめの三日間で芽ばえた友情と心のきずなをもとに次の判別活動でふれあいの輪をひろげ、最後に再びもとのグループでより広い心、深いふれあい目指した活動を展開しました。最後の夜のキャンプファイヤー、猪苗代駅での別れの感激はひとしおで、迎えの保護者の方々も、深い感銘と共感を得たようでした。指導者間の連携、よりきめの細かいプログラムの改善など今後に課題も残していますが、所期の目的を果たし、一人の事故もなく終了できたことは大きな成果といえましょう。

　

　

　

“ロープを伝って”　中の沢川原流遡行

　

　

自然探求ステーションと出来上がったレポート

　

　

さあ　今日から原始生活