教育福島0149号(1990年(H02)09月)-050page

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ふくしま施設の散歩道

いわき市立美術館

〒九七〇

いわき市平字堂根町四−四〇二四六−二五−一一一一

市街地の中央に、他の文化公共施設と並立するいわき市立美術館は、市民の美術運動を背景に、強い要望に応えて昭和五十九年四月に開館しました。

正面を入ると三層吹抜けのエントランスホールを中心に、常設展示室、ギャラリー広場、市民ロビーが、二階は二つの企画展示室、更に三階には、実技講習室、セミナー室、図書室等が、機能的に配置されています。

当館のコレクションを常時展示する常設展のほか、年六回程度の企画展や来館者自らが参加し、作る、遊ぶ、学ぶことに親しむ小企画展等の展覧会事業や、美術講座、実技講座、公開制作、講演会等の各種講座、映画会、コンサート、舞踏、朗読、パフォーマンス等のイベントや、遠隔地の市民のために移動美術館も開催するなど、積極的に教育・普及活動を展開し、広く芸術文化に接する機会を設けております。

また、収蔵作品については、ピカソ「草上の昼食」、イヴ・クライン「人体測定ANT66」をはじめ、吉原治良、高松次郎等の戦後の良質な美術を主眼に、田口安男、若松光一郎など、地元出身及びいわきにゆかりの作家にも注目して収集を進め、現在千四百六十一点を所蔵し高い評価を得ています。

いわき市立美術館は、芸術文化の新しい創造の拠点として、潤いと安らぎのある市民生活の一端を担い、親しまれる美術館として諸事業を開催しております。

講演会

講演会

桑折町種徳美術館

桑折町種徳美術館

桑折町種徳美術館

〒九六九−一六

伊達郡桑折町字陣屋十二番地〇二四五−八二−五五〇七

歴史ある旧伊達郡役所(国重要文化財指定)の敷地内に桑折町種徳美術館があります。

種徳美術館は、角田林兵衛氏一旧桑折町長一が建設し、併せて家伝の美術品を寄附されたもので、昭和五十六年十月に開館しました。

収蔵されている美術品は、角田氏の祖父にあたる貴族院議員故林兵衛種徳翁の収集にかかるもので、主として江戸-明治期の代表的作者による書画百数十点にのぼります。

種徳美術館という名称は、角田種徳翁の号にちなんで決定したものです。また、美術館玄関前には太田良平氏が制作した力作「松尾芭蕉の奥の細道の像」があります。現在、桑折種徳美術館および旧伊達郡役所は、財団法人桑折町文化記念館が管理運営にあたり、文化的資産の保存と教育文化の向上に努めています。

ぜひご来館のうえ、貴重な美術品をご鑑賞ください。

極彩色密竹に花鳥(六曲一双)

極彩色密竹に花鳥(六曲一双)

極彩色密竹に花鳥(六曲一双)


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