教育福島0150号(1990年(H02)10月)-011page

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図3研究の構造

 

の計算としてとらえ、農業の各分野の計算に応用できるような指導が望まれる。

 

たがって、農業科における数学科の指導は基礎的な四則演算を習得させ、単に抽象化された計算としてではなく現実の物量の計算としてとらえ、農業の各分野の計算に応用できるような指導が望まれる。

〈理科〉

正答率が五十パーセント以上の小問は五つしかなく、基礎的学力に欠け、表現する力を必要とする記述式の問題は避ける傾向にある。したがって、農業科における理科の指導は、理科の各領域の実験をとおして基礎基本に関する事項を確実に習得させ、科学的な物の見方、論理的な思考ができるような指導が望まれる。

〈英語〉

基本的事項について、単純な形式の選択問題については正しく答えているが、基本的な語い力が不足しているため、長文を読解し全体を把握する問題や英作文等の問題は正答率が極めて低い。したがって、農業科における英語の指導は、基本的な語いの定着を図り、平易な英文の大意や日常生活のなかで使われる英語を理解できるようにする指導が望まれる。

 

2) 工業科、商業科、家庭科の学力検

査の結果から見た実態

このことについては、各学科ごとの特徴が見られるものの、ほぼ農業科に近い状態である。(詳細は指導資料第二十八集を参照のこと)

 

 

 


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