教育福島0151号(1990年(H02)11月)-017page
本校においては、「学校裁量時間」として週一時間を位置付け、特にH・Rと連結した活動を実施し重要な教育活動としている。
また、この時間は、本校の特色ある活動である奉仕等体験学習や生徒会活動の重要な実施時間であり、楽しい学校づくりの中核となっている。
→ 学裁及びH・Rの年間計画に基づく実施(表4参照)
6) 人間としての在り方生き方の教育
本校としての考え方
過疎化や高齢化等本校を取り巻く環境条件が厳しくなるなか、本校としては社会の変化に対応した教育の推進が不可欠である。そのため、人間や社会のあるべき姿について考えを深めたり、それらを模索する中で、自らの人生観・世界観を形成し、主体性をもって行為することができるよう学校教育全体の中で着実に指導するよう努める。
→ 各教科・科目における指導
→ 生徒会活動における主体性の育成
→ 生徒指導における主体的な規範の確立と自律性の育成
7) 集団宿泊活動の充実、計画化
本校としての考え方
集団宿泊活動においては、特にリーダーの養成が必要でありH・R、学裁、生徒会の生徒の主体的活動を促進するため計画的に実施する。
→ 集団宿泊訓練の実施
8) 勤労生産・奉仕的行事の重視
本校としての考え方
勤労生産・奉仕的行事のうち、奉仕的行事は本校の伝統的教育活動である。特に、地域の高齢化のなかでお年寄りに対する奉仕活動は、若者が少なくなっている中で地域からも期待される活動であり本校教育の重要な実践活動である。
→ お年寄りに対する計画的、継続的奉仕活動
→ 福祉学習における地域福祉、老人福祉の計画的な体験・研修活動
→ 以上をまとめた「ボランティア活動」の実践により、社会奉仕の精神を養うとともに、職業観の形成や進路決定等に資する。
「社会福祉演習」の看護法講座
(3) 楽しい学校づくりの研究
以上、本校の多様な教育活動について主として教育課程および新学習指導要領との関連において述べてきたが、要約すれば次のようにいえる。
☆ 地域の特性、実態を十分に踏まえ、
☆ 生徒の実態、進路等の状況をしっかりと把握し、
☆ 一人一人を大切にした
☆ 教育活動を各教科・科目、特別活動において、
☆ トータルに実践する。
☆ 更に、社会の変化等に対応し、
☆ ボランティア活動を全校的に展開し、
☆ より良き社会の形成に参加することのできる資質、能力、態度を育成し、
☆ 本校教育の総合的な活力を高め学校全体の活性化を図る。
なお、これらの教育活動のねらい、
表4 平成元年度ホームルーム・学裁実施結果(一部省略)
月 日 HR活動内容 学裁 備考 一学期 5 11 学級放送コンテスト 選手壮行会 5/13移動美術展(中川)
5/17方部別打ち合せ会
5/23郷土料理講習会
5/24わらび採り大会
5/25・26リーダー講習会
6/19沼沢一周遠足
6/29選択教科説明会
5 18 YG性格検査 校内放送コンテスト 5 25 修学旅行希望調査 交通安全講話 6 1 高校生活アンケート(教務部) わらび採り閉会式 6 8 高校生活を充実させよう(進路) 花いっぱい運動 6 15 環境美化運動 6 22 講演会 須田先生 「高齢化社会のゆくえ」 6 29 芸術鑑賞会 「遥かなる山の呼び声」 二学期 9 7 遠足について お年寄りへの便り 10/17文化講演会 石川牧子氏
10/26ミニ文化祭
10/28お年寄り宅訪問打ち合せ
11/6奉仕体験研究協議会
11/14お年寄り宅訪問
9 9 第二学年修学旅行(13日まで) 9 21 ミ二文化祭の準備 9 27 文化講演会「若者の心の健康」鈴木志郎氏 10 4 進路計画を立てよう(進路) 弓田先生講習会 10 12 (第二学期中間考査) 10 19 生きるということ(指導部) 文化祭準備 10 25 ミ二文化祭準備 11 2 お年寄り宅訪問打ち合せ 避難訓練 11 10 生徒会立会演説会 12 21 アルバイト、何のため(指導部) お年寄りへの年賀状 三学期 1 18 先輩の話を聞く会 百人一首かるたとり大会 2/22雪像コンクール
3/1卒業式
1 25 先輩の進路 青年の主張(学級) 2 1 仕事ってなに(進路) 青年の主張発表会 2 8 健康について(保健厚生) 予餞会準備 2 15 予餞千会 2 22 私のこの一年10大ニュース(指導部) 雪像作り 3 2 (第三学期期末考査) 3 8 この一年を振り返って(指導) 学裁時間反省