教育福島0151号(1990年(H02)11月)-036page

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特別企画

県立博物館入館者100万人達成記念座談会

福島の文化を語る

出席者(敬称略)

佐藤栄佐久 県知事

松平勇雄 前県知事

高橋富雄 県立博物館長

●司会

菅原美智子 ラジオ福島アナウンサー

 

福島県立博物館は、関東・北陸・東北の接点に位置する本県が、歴史の各時代を通じて中央文化と東北文化の融合の役割を果たしながら独自に形成してきた歴史・文化を伝承・普及することを目的に、昭和六十一年十月十八日に会津若松市に開館いたしました。

開館以来四年、県の内外から多くの方々が来館していますが、開館満四周年を迎える十月の初旬に入館者百万人を達成いたしました。

これを記念し、十月十八日県立博物館講堂において、佐藤知事、松平前知事及び高橋館長による座談会「福島の文化を語る」を開催いたしました。

以下、座談会の内容について紹介いたします。

 

1、文化福島の歩み

司会 季節は文化の秋を迎えております。福島県にとりましては県政文化元年発足の拠り所として、県立図書館・美術館そしてここ博物館を松平知事時代に創設した訳でございます。

佐藤知事はこれを継承発展させ、文化福島二十一世紀を展望する施策を推進していらっしゃる訳でございます。この三つの文化施設は順調な歩みを続けていますが、博物館は本日満四周年を迎え、今月七日には入館者百万人を達成いたしました。

そこで本日は、これを記念しまして、ビジョン豊かに文化福島の在り方について語り合っていただこうという訳でございます。

それでは初めに、松平前知事さんから文化の振興を県政の柱に据えられたいきさつから伺って参りたいと思います。

 

 私が文化の振興を取上げましたのは、心の豊かさを求めたためでございます。

 

前知事 私が文化の振興を取上げましたのは、心の豊かさを求めたためでございます。

経済の低成長時代を迎えた当時、県民は物と心の調和した暮らしを求めて

 

 

 


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