教育福島0151号(1990年(H02)11月)-057page

美術館だより

常設展特集

「描かれたふくしま」

会期一月十二日(土)〜二十七日(日)

会場県立美術館

今回の常設展特集は、福島県立美術館で所蔵している作品の中から、郷土福島を描いた作品を選び展示いたします。日本画では小川芋銭(一八六八〜一九三八)の『細道絵日記』(明治四四年)、角田磐谷(一八八九〜一九七〇)の『須賀川牡丹園』(昭和初期)、斎藤清(一九〇七〜)の『会津の冬、高田・下馬場』(昭和五九年〜など)。

洋画では、赤城泰舒(一八八九〜一九五五)の『温泉場風景(飯坂)』(昭和七年)、石井柏亭(一八八二〜一九五八)の『果樹園の午後』(昭和三年)、吉井忠(一九〇八〜)の『雪の安達太良山』(昭和三五年)、渡辺良雄(一九一五〜)の『白壁の家』(昭和二九年)など、十四作家、約三十点の作品を展示する予定です。画家たちが描いてきた福島の豊かな自然や人々の暮しの魅力を、存分にご堪能ください。

角田盤谷「須豊川牡丹園　昭和初期」

観覧料

*常設展*

一般・大学生250円(200円)

高校生150円(120円)

小・中学生100円(80円)（　)内は20名以上の団体料金

渡辺良雄「白壁の家　昭和29年」

斉藤清「会津の冬、高田・下馬場　昭和59年」

「美術館への年賀状」作品募集

県立美術館では、県内の小・中学生から版画・はり絵・描画など手作りの一楽しい年賀状を募集します。

年末に通常の年賀状を出す時と同じ要領で美術館宛に送って下さい。

お送りいただいた作品は一月に「美術館への年賀状コーナー」に展示します。

主催＝福島県立美術館

展示期間＝平成三年一月八日(火)〜三十一日(木)(観覧無料)

作品内容＝県内の小・中学生がハガキを利用して、年賀状のために本人が制作したもの一点とする。表現技法は自由。

送付要領＝ハガキの差し出し人の所に住所・氏名・学年を記入。

受付＝平成三年一月五日までに届いたものを展示します。

賞の授与等の顕彰は行いません。

送り先

〒960福島市森合字西春山一番地

福島県立美術館年賀状係