教育福島0152号(1991年(H03)01月)-044page
生涯教育インフォメーション
時代に対応した婦人教育
-専門的な知識を身につけた主婦・母親そして職業婦人をめざして-
Information
社会教育課
一 はじめに
二十一世紀を間近に控え、国際化、情報化、高齢化が進み、急速に変転する今日の社会の中にあって、女性のライフスタイルも大きく変化し、女性の地位向上に著しい進歩が見られます。反面、共働き家庭の増加による家庭の教育力の問題等、さまざまな課題もまた生じていきています。このような状況のもとで、社会全体が活力を高め、生き生きとした豊かな生活を実現していくために、女性が当面する課題や困難な問題にも積極的に取り組む姿勢が求められており、女性に課せられた役割は極めて重要であると同時に、女性に主体性が求められる時代になってきました。
「家庭介護、看護」について学ぶ受講者のみなさん (福島女性カレッジ)
名刺を交換するときの留意点は (さわやかレディーズセミナー)
そこで県教育委員会では、婦人の多様化、高度化する学習要求に対応した学習機会の拡充・促進と専門的知識を身につけた女性の育成を目指して、婦人のための生涯学習事業(平成元年度に「福島女性カレッジ」、平成二年度には「さわやかレディーズセミナー」)を新たに開設し、大きな成果を収めています。以下これらの事業の概要について紹介します。
二 婦人のための生涯学習
(一) ねらい
婦人の多様化、高度化した学習要求に対応できるよう教育・研究施設、企業などと相互の緊密な連携、協力を図りながら、一般成人女性を対象とした「福島女性カレッジ」、働く婦人を対象とした「さわやかレディーズセミナー」を開設し、婦人の学習機会の拡充、促進と指導者の資質の向上、指導的人材の育成を図る。
(二) 主催
・福島県生涯教育推進本部
・福島県教育委員会
(三) 協力機関
・「福島女性カレッジ」…郡山女子大学、福島県消費生活センター
・「さわやかレディーズセミナー」…福島女子短期大学
(四) 実施期間
・「福島女性カレッジ」…平成二年六月から十月まで
・「さわやかレディーズセミナー」…平成二年六月から十一月まで
(五) 講座・会場
・「福島女性カレッジ」
中央講座(郡山女子大学)
通信講座(受講者自宅)
ブロック講座(五管内教育事務所)
・「さわやかレディーズセミナー」
通信利用学習(受講者自宅)
開・閉講式(交流会)(福島女子短期大学)
(六) 受講対象者・定員
・「福島女性カレッジ」…県内に居住する成人女性…百人
・「さわやかレディーズセミナー」…地域や職場等で職業をもちながら専門的学習を希望する女性…百人
(七) 設置コース