教育福島0153号(1991年(H03)02月)-041page

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養護教育センターが行っている組織的研究や教育相談等の成果を生かした基礎的・基本的な知識及び技能の習得に関する研修を行い、養護教育関係教職員の資質の向上に資することを目的としています。

(二) 内容

平成三年度は、新しくコミュニケーション障害教育研修講座と情緒障害教育研修講座の二つを加え、二十講座を開設する予定になっています。 (表3)

 

表3 平成3年度教職員研修講座一覧(案)

 

表3 平成3年度教職員研修講座一覧(案)

 

1) 養護教育中級講座

基本研修の経験者研修1)(教職経験六年目の盲、養護学校教員対象)に関する講座です。

2) 養護教育上級講座

基本研修の経験者研修2)(教職経験十一年目の聾、養護学校教員対象)に関する講座です。

3) 専門研修に関する講座

心身障害児教育に関する専門的な講座です。講座によって受講対象者は異なりますが、盲、聾、養護学校教員、小中学校教員、及び公・私立の保育所・幼稚園の教職員も受講できます。

 

三、調査・研究事業

 

本県養護教育の充実と伸展に資するための実践的研究を行っています。

平成三年度は、共同研究として「養護教育におけるコンピュータの活用(仮題)」の第一年次に取り組みます。また、平成三年度も奨励研究者を若干名募集し、これらの研究成果は二月中旬当センターで発表します。

 

四、広報・啓発事業

 

養護教育に関する理解を深め、正しい障害者観を確立するとともに、温かい心が通い合う連帯感に満ちた豊かな地域社会を築くための普及啓発を進めることを目的とします。

(一) 「所報養護教育」を年四回発行し各種事業内容、養護教育に関する研究、最近の動向等を紹介します。

県内外の関係機関等へ配布しています。

(二)心身障害児ハンドブックを年次計画により発行しています。平成三年度は、「ことばときこえ」の予定です。(六三年度「自閉症」、元年度「ちえ遅れ」、二年度「LD(学習障害)」)これらも県内特殊教育諸学校、小学校や関係機関等へ配布しいます。

 

五、図書資料の収集・提供事業

 

養護教育関係図書及び資料の収集に努め、関係教職員等の積極的な活用ができるよう整備充実を図っています。

(一) 二年度現在で蔵書数は五千冊を超しました。また、逐次刊行誌は、三十四種類を購入しています。これらは、所内での利用はもちろんのこと、所外への貸出しも行っています。

(二) 心理検査実技等のVTRの貸出しも行います。

 

 

 


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