教育福島0154号(1991年(H03)04月)-043page

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わたしの学校 ぼくらの活動

 

パソコンに慣れ親しませることを基本に

−白河市立白河第四小学校−

 

情報化等の社会の変化に対応できる能力の育成は、教育課程の基準の改善でもとりあげられているが、本校は平成元年度に新校舎が完成し、多目的ホールと共にパソコンの学校導入を見越してコンピュータルームが設置された。平成二年度には市内の小中学校にさきがけて二十一台のパソコンが導入され、LANシステムも完備した。

パソコンに慣れ、親しませることを基本に、子どもが興味を持ち、楽しく活動できる内容を考えている。

創意の時間等を利用し、「お絵かき」や簡単な「文章作成」「ゲーム」などのソフトにより、コンピュータリテラシーを高めていくこと、また市販の教材ソフトを授業で活用することや、児童の思考や作業を援助する「ツール」としての活用も試みつつある。放課後や休み時間には、パソコンを開放し、児童が自由に使えるよう条件を整備している。日頃の授業では見られない目の輝きや興味・関心の示し方に接し、個性化教育への活用の可能性も考えられるところである。

 

=パソコンが設置された情報センター=

 

=パソコンが設置された情報センター=

 

=ゲームを楽しむ子どもたち=

 

=ゲームを楽しむ子どもたち=

 

学力向上をめざしたコンピュータの活用

-西郷村立西郷第二中学校-

 

西郷村では、平成二年二月に文部省の補助をうけ、また国の故郷創生運動基金の一部により、全村の小学校5校、中学校3校にコンピュータが導入された。

本校では、「授業におけるコンピュータの効果的活用」というテーマで、数学、社会、理科、英語の教科を中心に授業を実践しているが、特徴的なことは、LANを組んでいることである。親器から子器(20台)に連絡がつくことは授業を行っていて大変便利で、今後多用な活用ができるという実感がわく。

平成二年度、コンピュータ活用による授業についてはPC-SCAI、BASICで組んだ自作ソフトと市販ソフトを利用して進めてきた。授業においては、生徒のコンピュータへの関心の高さと教師の熱心な教材研究があいまって生徒は集中力も増し、極めて意欲的に学習に取り組んでいる。

夏休み等には、学力補充のため、希望の生徒に自主学習としてコンピュータによる学習をさせているが、これは生徒に人気がある。体育では生徒の体力のデータを入力し陥没点の補強に生かしている。また、生徒会新聞も生徒がワープロソフトを使用してきれいに仕上げている。

機器設置に多大な配慮をしていただいたことにより、職員一同、授業の質的改善をはかり生徒の学力を高め、コンピュータ教育の発展のため、地域の先駆者たらんという意気に燃えている。

 

=コンピュータの操作にも慣れてきて…。=

 

=コンピュータの操作にも慣れてきて…。=

 

 

 


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