教育福島0155号(1991年(H03)06月)-011page
の形成に努めた。
・「生活心得」をもとに生徒の日常生活における実態調査を行い、現状を的確に把握した。
・月の生活目標と関連させた週目標を設定し、生活委員会の活動として実践した。
・生徒週番を生活委員会に位置付け、週目標の指導・評価の場を設定した。
・基本的生活習慣の重点項目を設定し、点検表により指導・援助を行い、徹底を図った。
・自己診断カードを作成し、自己評価・相互評価させ、内面化を図るとともに、指導の手がかりとした。
○生活心得の見直しを図った。
・「生活心得」について、アンケート調査を行った。
・校長、教頭、生徒指導主事、生徒会顧問、学年代表、生徒会執行部、各学級委員長から構成する「生活心得見直し委員会」を設置し、来年度からの「生活心得」を作成した。さらに、保護者会や地区懇談会などで話し合い、家庭・地域との連携を図った。
○あいさつ運動を推進した。
・生徒会評議会を中心に運動を進めた。(資料3参照)
○生徒理解と教育相談の充実を図った。
・各学期一回定期教育相談を、各担任及び生徒の希望する教師で全校生徒対象に行った。
・教育相談の事例研究会を、初級・中級・上級の三つに分けて行い研修に努めた。
・「特愛生徒」の共通理解を図り全職員で手だてを考え指導・援助してきた。
○生徒指導全体計画の見直しを図った。
3) 特別活動研究部
ア、研究のねらい
望ましい集団活動をとおして心
資料2 学習心得
「学習の心得」を教師側からでなく生徒側にたって、自ら取り組もうとする姿勢のあるものとする。
ア.各学級で話し合いの意識化を図り、生徒評議会でまとめて生徒におろす。
イ.「学習の心得」を特別教室及び各教室に学年カラーの台紙で掲示する。
ウ.「学習の心得点検」を各学期1回行って自己評価させ、意識化を図るとともにその変容を知る手がかりとする。
1.チャイムがなったら席につこう。
2.学習の準備をしっかりしよう。
3.先生の話や友達の発表をよくきこう。
資料3 〈あいさつ運動の推進について〉
生徒評議会
1.ねらい
全校生徒が元気にあいさつをかわし、一日の生活にけじめを持って取り組めるようにする。
2.方法
(1)あいさつ運動を行う意義などを、各学級で十分に話し合う。
(2)一箕中独自のあいさつ運動を実行するために、標語などもつくってみる。
(各学級で考えたものを生徒会、評議会で集計して、ポスター化し、廊下などに貼る)
あ−−−明るく
げ−−−元気に
ま−−−毎日
す−−−すがすがしく
あ
い運
さ動
つ
(3)各クラスの学級委員及び生徒会執行部が、当番制で毎朝校門の前に整列して積極的にあいさつをする。
(週交代)
資料4 全校集会の月別重点指導計画
年度 学期 月 指導内容 平成元年度 2 10 ・体育館への入退場方法・校歌斉唱(ピアノ伴奏) 11 ・集会実施後の反省の仕方(反省用紙の記入)・体育委員会係分担 12 ・生徒発表(1年間の反省)・生徒発表を聞く態度 3 1 ・生徒発表(1年間の抱負)・校歌斉唱(伴奏を変える) 2 ・全校集会時の礼儀作法(礼、返事、拍手)・今月の歌 3 ・生徒発表(今年度の思い出、反省)・男女別、学年別などによる歌の練習 平成2年度 1 4 ・合唱部発表(校歌、今月の歌) 5 ・体育館への入退場の方法確認(学級委員長、副委員長) 6 ・委員会活動(各委員会の活動状況の報告) 7 ・学年ごとの歌の練習(校歌、今月の歌) 2 8 ・全校集会運営方法の確認(生徒会執行部) 9 ・生徒発表(夏休みの思い出、レクリエーションなど) 10 ・生徒発表(行事に関連した発表、音楽) 11 ・体育館への入退場の方法確認(生徒会執行部、体育委員会) 12 ・生徒発表(発表態度…話し方、声量、聞く態度、1年間の反省) 3 1 ・全校集会時の礼儀作法(礼、返事、拍手)・生徒発表(1年間の抱負) 2 ・全校集会運営方法の確認(生徒会執行部、学級委員長、副委員長) 3 ・生徒発表(今年度の思い出、反省)・今月の歌・全校集会の自主的運営とその方法および内容