教育福島0155号(1991年(H03)06月)-047page
いる。
-良い歯を目指して-
個性的に学ぶ子どもの育成をめざして
−川俣町立川俣小学校−
新しい学習指導要領の改定に伴い個性を生かした教育が課題となってきていることから、個別化・個性化教育によって目指す児童像を「個性的に学ぶ子ども」として、その実現に向けて研究に取り組んでいます。
個性的に学ぶ子どもと見なす具体的な子ども像として十三の「要素行動」を設定すると共に、四教科の各単元で身につけさせたい要素行動を押え、指導過程に「個別化・個性化の観点」として配慮点を位置づけて意図的な実践を積み上げてきました。
その結果、ワークスペースを活用しながら、シート学習に取り組んだり、多様な学習形態によるコース別学習で、学習方法や場を自分で選び、主体的に学習する等「個性的に学ぶ子ども」の姿が多く見られるようになってきています。
今年度は、「要素行動」を身につけさせる教師のはたらきかけ方や学習材としてのヒントカードやワークシートの意義を明確にした活用に更に取り組みたいと考えています。
−生き生きと学ぶ−
大自然の中で力強く!
フロンティアアドベンチャー(平成二年度)
−二本松市教育委員会−
ほんとの空が広がる、ここ安達太良山麓において、平成二年七月下旬、五泊六日にわたり青少年自然体験事業を実施しました。
参加者は、小学五・六年生と中学一年生の男女二十九名。ふだん何不自由のない暮らしをしている子どもたちに、大自然の中での原始的な耐乏生活を通して、心の豊かさやたくましく生きる力を育もうというねらいでした。
当市でも初めての事業であるため、ボーイスカウト、ガールスカウト、山の会、教師、学生ら指導者の協力を得て、実施に至りました。
トイレや炊事場も全て手づくりで設営ということで、当初は思うように進まず、先が思いやられました。
しかし、小屋づくり、火起こし、沢登り、魚つかみ等々の体験を通して、子どもたちは水の大切さや、自然の不思議さを知るとともに、不自由に耐えてやりとげることによって、友情と自信を深めたようです。
−湯川渓谷で沢登り−
平成三年度福島県教育委員会・文部省指定各種研究学校 公開発表校案内
生活科 福島二小 十一月二十七日(水)
教育課程 川俣小 十一月一日(金)
道徳教育 福島二中 十月三十日(水)
勤労生産学習 東和中 十月二十五日(金)
武道指導 本宮一中 十月九日(水)
養護教育 福島養護学校 平成四年一月二十八日(火)