教育福島0156号(1991年(H03)07月)-043page
▲シルクスクリーンと銅版画
造形文化専門学校(福島市)
・家庭看護と健康講座(看護の基本と健康)
八月四日〜十一月十七日 三十六人参加
(四) 講師及び学習時間
各分野の専門講師(開設校の教職員又は地域の学識経験者の中から、適任者を開設校の校長が依頼)により、年間おおむね十回程度(三十時間)開催
(五) 定員及び受講対象者
三十人程度で県内在住または在勤の一般成人
三、成果と課題
専修学校の優れた人材と施設・設備を地域社会に開放し、学習機会を提供することによって、気軽に専門的な技術・知識を習得できた。また、地域住民の学習意欲の向上と専修学校に対する理解を深めることができた。
仲間づくりの場としても有効な働きをした。
今後は、実施地区の拡大を図っていきたい。
(一) 受講生の意見・感想
・初めて習うことなので、なかなかきれいに仕上がらず悔しい思いもしました。“習うより慣れろ”といいますので、今回のことを土台に他のことにも挑戦したいと思います。楽しく有意義な講座でした。(手芸講座受講生)
・日頃使っている材料で、見た目に美しくおいしく出来あがるのにびっくりしました。「お料理は作るのも楽しいし、周りの人をも楽しませるでしょう」とおっしゃった先生の言葉が、印象的できた。(料理講座受講生)
(二) 開設校校長の感想(今泉女子専門学校)
初めての試みで試行錯誤の繰り返しであったが、「受講して良かった」「創る喜びはすばらしい」との反応を得た。十回の講座なのでかなりまとまった指導ができ満足している。
生涯学習推進のため、本校でも一般の方を対象に教室を開催しているが、今回のような形で県の補助をいただければ、より多くの方に「創る喜び」を味わっていただけると思います。
四、今年度の会場と講座名
・福島情報ビジネス専門学校(福島市)ワープロ
・造型文化専門学校(福島市)洋裁
・今泉女子専門学校(郡山市)洋裁
・郡山経済専門学校(郡山市)ワープロ
・ 白楡看護専門学校(会津若松市)健康看護
五、おわりに
専修学校の特色を生かし、県民の学習要求や地域の実態を考慮した学習内容とするとともに、特定のテーマについて、体系的に学習できるよう配慮する。
看護の基本と健康
白楡看護専門学校(会津若松市)