教育福島0156号(1991年(H03)07月)-047page
わたしたちの活動
最新の教育機器を用いた活動、長い歴史を誇る活動など、特色ある教育活動が各学校で行われています。
今回は、その中から三校の活動を紹介します。
コンピュータって楽しいな
郡山市立金透小学校
本校には、二十三台のコンピュータが設置されています。少しずつソフトの開発や整備も進み、算数のドリル学習や社会、理科のシミュレーション、CAI学習等に活用されています。
また、子どもたちがコンピュータに慣れ親しむことができるようにとの願いから、二台のコンピュータを廊下に置いて子どもたちに開放するとともに、コンピュータクラブを設置して、ゲームや図形作り、そして音楽創作などの活動ができるようにしています。
子どもたちの中には、自分が作ったソフトを紹介し合ったり、操作方法をお互いに教え合ったりして楽しくコンピュータを活用している姿がふえてきています。
真剣にコンピュータを操作する児童たち
かおりのきょうだい
郡山市立芳山小学校
本校は、校名の由来から「かおりの園」とも呼ばれ、児童の活動の中には「かおりのきょうだい」という班の活動があります。
学年の枠をはずした縦割り小集団の活動を通し、異学年間の児童の心のふれ合いを深め、思いやりの心を育てる場とし、三十七班がそれぞれの班旗のもとに団結しています。
業間時の自由活動、七夕祭、秋の遠足、かおりの冬祭りなど年間二十時間活動しています。
それぞれの活動が、班ごとに企画運営され「かおりのきょうだい」を軸として、日常的に異学年の児童の交流がみられ、温かい人間関係がはぐくまれています。今年度は方部子ども会の班で編成しました。
七夕飾りに取り組む「かおりのきょうだい」
「食べたらみがく」むし歯予防活動
岩瀬村立白方小学校
本校は、昭和六十三年から三年間「むし歯予防推進校」として文部省の指定を受け、昨年研究を公開しました。本校の「むし歯予防」への取り組みの歴史は古く、研究指定を含め二十年を越えます。
本校では、むし歯の予防面の「食べたらみがく」歯みがきの習慣化形成の実践活動と、むし歯の早期発見早期治療に努力しています。
主な活動は、四分間歯みがき、歯の日(毎月八日)の特別献立による給食と児童の活動、PTAの研修会などでの啓発と協力、村内幼小中枝との連携強化、村保健事業への積極的な参加と協力など、学校、家庭、地域社会との連携を密にし、むし歯予防の推進に成果をあげています。
「むし歯予防」で歯みがき指導