教育福島0158号(1991年(H03)10月)-042page

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研究実践

 

「一人一人の個性を生かし、自ら学ぶ意欲を育てる指導のあり方」(教育課程一般)

石川町立石川小学校

 

一、主題設定の理由

(一) 教育課程改善のねらいから

今回の学習指導要領の改訂にあたり、基本的なねらいとして次の四点が提示されている。

(1) 心豊かな人間の育成

(2) 基礎・基本の重視と個性教育の推進

(3) 自己教育力の育成

(4) 文化と伝統の尊重と国際理解の推進

これらのねらいをふまえた学習指導の充実は、今日的な重要な課題である。

(二) 教育目標とのかかわりから

本校では「心豊かで すすんでとりくみ やりぬく子ども」の育成を基本目標としている。学習、生活の両面から、自ら学ぶ意欲をもって立ち向かう主体性のある子を育成することによって、教育目標の具現化を図っていきたい。

(三) 児童の実態から

児童一人一人に目を向けたとき、次のような問題点があげられる。

○ 基礎的・基本的な内容を、より確実に定着させる必要がある。

○ 自ら学ぶ意欲を、さらに向上させる必要がある。

○ 教科の特性に合った学習のさせ方を、さらに身につけさせる必要がある。

以上のことから、本主題を設定した。

 

二、研究の解決策

児童一人一人の実態をとらえ、基礎的・基本的な内容をもとに、個に応じた指導を工夫すれば、自ら学ぶ意欲を育てることができるであろう。

 

三、研究計画及び研究組織

(一) 研究計画

(1) 第一年次

・児童、教師の実態把握 ・研究教科、領域の決定 ・研究主題の決定 ・研究計画の樹立・指導主事招聘による指導助言・文献による理論研究 ・年間指導計画の作成 ・授業研究・中間発表会 ・研究のまとめ

(2) 第二年次

・研究の解決策の吟味 ・研究計画の検討と改善 ・文献による理論研究 ・年間指導計画の改善 ・授業研究 ・本公開・研究のもとめ

(二) 研究組織    (資料1参照)

 

資料1 研究組織

 

四、研究内容

 

四、研究内容

(一) 指導計画部

(1) 個に応じた授業の設計

1) 授業研究における授業テーマの設定

2) 新学習指導要領の移行措置を生かした指導方法の工夫・改善

3) 個性を生かした授業の構想

(資料2参照)

(2) 年間指導計画の作成と改善・修正

(3) 「はげみ学習」の実施

(二) 授業研究部

(1) じっくりと取り組める時と場の与え方の工夫

(2) 問題や課題の提示のし方の工夫

(3) 学習形態の適切な組み合わせの工夫

(4) 発問や板書のし方の工夫

(5) 練り上げのし方の工夫

(三) 評価記録部

(1) 児童の実態把握の方法

(2) 授業分析の方法

(3) 座席表、「個人診断カルテ」の活用

(4) 学習環境の整備

 

 

 


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