教育福島0159号(1991年(H03)11月)-015page

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その後、県美術協会も若手作家を数多く中央に送るなど成果をあげると共に、県内においては、各種講習会、研究会の開催や講師の派遣など県内美術の振興に貢献して来たと自負している。会員、会友も全県下にわたり二百名に及んでいる。

第五十二回(昭和五十九年)本宮町教育委員会の要請と協力により本宮巡回展を開催し、本展の会員会友、受賞作品また本宮方部出品者の作品約六十点を展示し、本宮方部の人たちに観賞の機会を提供した。方部の人たちに感謝され、なお今日まで継続している。それに県彫塑会も同調し、巡回展を盛りあげている。また平成二年度は石川文化協会の要望もあり、本宮展開会後石川でも移動展を開催した。

明平成四年は、県美術協会発足六十回記念展にあたり、目下記念行事を計画し記念誌、記念画集(カラー)の発行、記念展の充実など、着々と準備を進めている。

また巡回展も本宮展に引き続き、三春展も計画の中に組み込まれている。

以上、県美術協会の概要を記したが、今日に至るまで故人を含め、先輩各位の格別の努力があったこと、会場難の問題、経済的な逼迫、それを克服して今日を築いて下さったことについては、絶大なる感謝の意を捧げるものである。

なお県芸術祭には第一回(昭和三十七年)より参加し、現在は主催行事として美術の秋を飾っている。

 

福島県洋舞連盟

 

福島県洋舞連盟

会長 横山慶子

福島県洋舞連盟は、県内に在住し「洋舞」すなわちクラシッグバレエからモダンバレエ、モダンダンス、児童舞踊、民族舞踊等の分野で活躍している専門家同志が一丸となって洋舞活動をしている集団であります。前身の福島県洋舞家協会の結成は昭和五十年六月で、五十九年には当初の目的も達せられ一端解散し、即二月再び十九名により新たな目標に向かって、福島県洋舞連盟が結成されました。

目的は、「会員相互の連絡協調をはかり、その発展を助言するとともに洋舞芸術活動を通じて県民文化の振興と向上に寄与する」という目的達成のために次の事を実行することとしております。

一、 合同公演・研究会・講習会開催

一、新人の育成

一、県主催行事への参加

この趣旨に基づいてこの二年間の主な活動を紹介しますと、何と言っても合同公演、これは毎年「洋舞の祭典」と称し、県内会場を持ち回り継続している事業で県文化センターと共催で開催しております。

昨年は県文化センター開館二十周年記念事業とタイアップし、県芸術祭の主催行事にふさわしい舞台創りを最大の目的とし、例年とは異なるもの、「個々にはできない、しかも個性を活かした見ごたえのある作品」をと、全会員一致、合同作品発表に踏み切りました。中通り浜通り会津地方の会員が一ヵ所に集まっての合同練習・衣裳や装置の美術製作に莫大にかかる経費等、問題点を山積みにしてその厳しい現状を乗り越えての本番!観客の感動もひとしお、これを身体一ぱいに感じての幕--記念行事は大成功に終わりました。

 

'90福島県洋舞の祭典

日時 平成二年十月二十五日(日)一時〜

会場 福島県文化センター大ホール

 

 

 

 

 


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