教育福島0163号(1992年(H04)06月)-048page
福島県文化功労賞
候補者の推薦を受付
福島県では、県民文化の向上を目指して、文化活動の促進及び文化的遺産の保護活動などの施策に取り組んでいますが、その一環として、昭和二十七年より、本県文化の向上に多年にわたり顕著な功績のあった個人を表彰するため文化功労賞を設けており、現在までに七十一名の方がそれぞれの部門で受賞しています。
対象部門は、芸術(美術、音楽、演劇、舞踊、文芸、生活芸術等)、科学(人文科学、自然科学)、教育(学校教育、社会教育)、体育(学校体育、社会体育)の四部門で、このいずれかから二名以内を受賞者として決定し、十一月三日の文化の日に表彰式を行います。
受賞候補者の推薦を関係団体をはじめ、広く県民一般からも受付けておりますので、推薦しようとする個人または団体は、必要書類を七月三十一日(当日消印有効)までに県教育委員会又は各教育事務所に提出して下さい。
なお、必要書類等詳細については県教育庁総務課行政係(TEL県庁○二四五(二一)一一一一内線五〇一九)各教育事務所までお問い合わせ下さい。
チャイム
異文化理解に向けて
トーマス・マデン
最近、日本人とアメリカ人との交流が盛んになり、それぞれの国の文化や生活様式などを長期間体験するために、日本とアメリカの間を多く一の人々が行き来しています。全般にわたって、お互いにとってはよく学び、実りの多い経験です。しかし、時々、習慣や考え方の違いから誤解が生まれることがあります。
アメリカでの人間関係は日本のそれとは少し違います。日本ではグループ概念が非常に強くて、時には個人の行動や態度までも管理してしまうことがあります。アメリカ人は日本人ほど『グループ』というものに重きを置きませんし、アメリカ人にとっては、いつも集団でいることはしばしば息苦しいものです。多くのアメリカ人は、グループ社会の概念よりも社会の一員としての個人をより重要視しています。
集団的行動性と個人的行動性の違いはそれぞれの国が持っている異質な歴史的、文化的、社会的背景と関係していますが、そのままではアメリカと日本との間に誤解が生じる元です。このような誤解を少なくするために、思い違いや有害な型にはまった考えができる前にお互いの違いを理解して欲しいものです。
日本人とアメリカ人が一緒に集い、親しい関係をつくる時は、お互いに、これらの習慣や考え方の違いを理解し、尊重しなければなりません。それは他の国の人達と付き合う時も同じなのではないでしょうか。それによってのみ、本当に誠実な友情が生まれるのだと思います。
(国際交流員)
ストップ・ザ・食中毒
食中毒が発生しやすい季節になりましたが
食中毒予防の三原則をご存知ですか?
原則1 清潔 食品を汚染させない
・材料は清潔ですか。
・施設は 〃 。
・器具は 〃 。
・手指は 〃 。
・作業従事者は 〃 。
原則2 迅速 細菌に増殖の時間を与えない
・前日調理をしていませんか
・調理後はできるだけ早く食べていますか。
原則3 温度管理 適切な加熱と冷却
・加熱する食品は、中心部まで熱が通っているか温度の確認をしていますか。
・食品の保存は適正温度で行っていますか。
・放冷が心要な食品は素早く十分に行っていますか。