教育福島0165号(1992年(H04)09月)-050page
ふくしま施設の散歩道
会津酒造博物館
会津若松市材木町一−八−一〇二四二(二八)〇一五〇
会津酒造博物館は、三百余年の伝統を誇る此花酒造の河野家が、祖先から伝わる酒造りの諸用具や、その記録、及び江戸時代松平藩の御用達をもつとめ素封家としての生活を物語る古文書や古書、そして生活用品などを広く一般に公開して、今は失われてしまった昔の面影を今日の人々に偲んでいただくために開いたいわば町方民俗館であります。酒造用具一式は市文化財指定となっており、又会津藩酒蔵(清美川)一棟移築復元し一般に公開しております。
ふるさと産業50選では県で一ヵ所のみ通産大臣認定を受賞しました。
又此花酒造の工場内に見学コースが作られ高、中学生の研修の場となり、好評を得ており、県内外から一般の多くの方々のご利用をいただいております。
交通
会津若松駅から高田・本郷方面バス、河原町下車徒歩三分
開館時間
午前八時三分から午後五時まで休館日正月三が日のみ
船引町文化センター
田村郡船引町大字船引字南元町二九の二
〇二四七(八二)五〇三〇
阿武隈高原にヨーロピアン風の船引町文化センターができました。
船引町は「ふれあいと文化と緑の船引町」そして教育委員会は「美しい心を」基本として夢ひろがる新都市ふねひきの創造をめざして町民挙げて幸せ一杯の町づくりを進めているところであります。
船引町文化センターは広く地域の皆様の芸術文化活動の殿堂、拠点施設として今後活発な事業の展開を図って参りたいと考えております。
参考のため船引町文化センターの施設等についてご説明申し上げますと先ずヨーロピアンムードを漂わしたプロムナード、石畳の中に水盤を据て乙女のブロンズ像そして緑の多い前庭と五〇〇台収容できる駐車場、正面玄関を入るとエントランスホール、ホワイエ、ギャラリー、ホールは広い舞台と音響効果が素晴らしい八○○席の客席は全体をモノトーンでしっとりしたムードに、一階は第一会議室及び茶室がある日本間そして楽屋、地階には展示室、第二会議室、広いリハーサル室等々シックでモダンなものがあります。
どうぞ船引町文化センターを愛しご活用下さいますようお願い申し上げる次第であります。
交通案内
JR船引駅下より約一・五キロメートル徒歩一五分