教育福島0166号(1992年(H04)10月)-014page
おわりに
以上ライフサイクルプラン講座の実施内容等について概況を紹介しました。
今後は、教職員それぞれの一生涯を念頭においた生涯生活設計の確立と生涯生活の充実という視点からも、福利公正施策の一層の充実が望まれるところですが、個人としても、一人ひとりがより充実した生活をおくるための自覚をもつことが必要であると考えます。
生涯を健康で、そして豊かに、充実した生活をおくるために、この講座が一助となるよう念願する次第です。
表三 ふりかえり
1)チェックを終えて、まず一言いうとすれば、どういうことですか
2)チェックする前と後では感情に変化がありましたか(大変だ・いやになる、など)
3)それは特にどんな質問でしたか
4)自分の強みや弱みなど、特徴点がわかりましたか
5)自分について何か新しい気づき、発見はありましたか
6)このユニットでの自分の課題を何か一つあげてください
表四 チェックリスト評価のめやす
・チェックの結果 ○の一番多かった部分があなたのタイプとなります
質問No. 1〜20 21〜40 41〜60 61〜80 81〜100 あなたのつけた○の数 タイプ A B C D E
・タイプ別コメント
A 楽天人
世の中を楽天的に生きることは悪いことではありません。しかし、時代は激しく変動し、楽天的考え方が失敗を招く場合も起こるかも知れません。
とりあえず、今日から身近な問題からこだわってみませんか。
B 書斎人
知識も思慮も十分なのですが、惜しむらくは先の先まで考えても結局何もできないかも知れません。しかし人生は、アタマだけで生きられるわけではありません。
せっかくの知識を一般論で終らせないで、何か一つ行動を起こしてみましょう。
C 気がかり人
良いところも悪いところも、かなり具体的に自分の課題がわかっています。しかし、悩んでもしかたのないことを考えても、無意味です。
気にしながら進展のない状態から抜け出すためには、とにかく一つ目標を決めてみましょう。人生は航海、やはり目的港がいるのです。
D まず、行動人
とにかく行動ありきで、あなたの行動力はみごとです。始めは自信なく、他人の目にはあぶなそうに映っても、やってみる価値は大いにあります。
視点は大きく、行動は手固く。
次の課題は、確信を持った習慣づけをすることでしょう。
E 自立人
環境の変化にも動揺することなく、いつも自分で判断し行動ができる状態です。それでいて一つのことに満足せず、いつも新しい目標を打ち立て、チャレンジし続ける。
他人の目にはきっと、自信に満ちた人生に映ることでしょう。